飲むラー油

ゲド戦記の飲むラー油のネタバレレビュー・内容・結末

ゲド戦記(2006年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

面白くはないんだけど嫌いになれないなと感じた
テーマと、あと大体はクモの演技によるものだと思うんだけど雰囲気が良い
お話の大筋とかも別にこういうものだから、で納得できる程度なので文句があるわけではなくて、すごいタイミングよく囚われ場所を喋る宴会をしていたり、均衡について言葉の奥がなさそうな感じとかそういう雑さ、粗さが気になった プロット以上の演出が存在しない感じ?画面もあんまり良くない アニメーションも美術も上手なんだけどレイアウトがいまいちな気がする 心に残る場面がなく画面がずっと平凡 歌のシーンとかは画面が平凡なのにすっごい長いからこその良さだろと言われたらそうかもしれないなとは感じる そう思うとわざとなのかもね、ありきたりさを描きたかったのかも
少年の成長というか内面の書き方は結構良いな〜と思った、影とか命とか幼さとか労働とかコミュ障とか育ちの良さとか色々 けどそれ以外かなり浅い 情報を一人一個しか持っていないモブたち…
でも魔法が弱くなってモノの価値を話す序盤の布売りには可能性を感じた 良い
なんかプロット以上の説得力が本当に無くてそれが嫌だったなと書いててあらためて思った
さまざまな筋書きが全部力任せで、牢屋の鍵を閉める描写無く笑いながらさっていったり、正門を突破されるのも一工程だったり、追いかけっこをするくだりでは追いかけっこは雑 足場崩れるけどなんとかなる の繰り返し
そんな感じで全体的に想像力が乏しい感じがするんだけど、でもまあこの苦しい怖い世界ってそういうものだよと言われたらそうなのでそっか…それならいいよ…でもまあ面白くはないな…という感想になるという流れ
クモの演技で後半見れてたな本当に あと永遠の命が輝くのはいいね 永遠の命がなんでとか そういうのは知らないけど…
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