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ゲド戦記のpommeのネタバレレビュー・内容・結末

ゲド戦記(2006年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

生と死、命についてのお話。
小説全6巻を約2時間でまとめているらしく、説明なしには分かりにくい所もある。(ハリーポッターや指輪物語を2時間で、といったら無理がある…)
小説は未読だが、原作を知らないとわかりにくい映画というのは少し不親切かなと思う。その辺りが評価を低くしてしまっているのかもと、勿体無く思う。
生と死の話で暗い、怖いと言う人も多いけど、個人的にはわりと好き。自分の命も他人の命も大切にしていなかったアレンが、ハイタカやテルー達に出会って変わっていくところ。王室にいればご飯も勝手に出てくるだろうし、王子様扱いされてひとりの人間としてみてもらったことがなかったのかなと思った。ひとりで飛び出して何もなくなり、ご飯を食べるにも畑を耕し家畜の世話をしないといけなくなってようやく気付いたんだと思った。

始めの砂漠のあたりのシーンはなんとなくメビウスっぽい感じが好き。あとハイタカがかっこいい。
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