コツコ

ゲド戦記のコツコのレビュー・感想・評価

ゲド戦記(2006年製作の映画)
4.9
以前プレゼンしたことのある「Who Walk Away From Omelas」の作者がゲド戦記の原作を書いたと知って興味をそそられた。酷評が多いのは知っていたけど、私はこの作品とてもとても好き!!!

(追記:何と大学の卒業論文は小説のゲド戦記について書きました。忘れられない作品です。ぜひ皆さん原作を読んでください、ちゃんと物語が理解できます。)

ジブリらしくないダーク感が印象的。殺人・麻薬・奴隷といった世界の闇部分が全面的に描かれていて驚いた。これらのことは現在の地球でも起こっている出来事だから描き出すことに意味があると思うし、アレンの醜い表情も新しくて好き…!

1番に感じたのは主人公たちの心が綺麗だということ。何かを想い、葛藤し、そして心を通わせていく過程が心に染みた。やはりテルーの唄は素晴らしい😭透き通る声によって紡がれる歌詞が…日本語の美しさが現れているよ…!!!

内容としては世界観の説明がかなり不足していると感じた。原作では描かれている背景や描写の説明なく物語が進むから混乱…解説みるしかなかった…。映画2時間超えてもいいから、いらないところはカットして必要な部分を足してってもっと壮大に描いて欲しかった🙏🏻
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