1966年公開のマカロニ・ウェスタン。監督は後に「ミスター・ノーボディ」を撮るトニーノ・ヴァレリ監督。
ヴァレリ監督の監督、のデビュー作とあって出来に粗いところがけっこうあるなぁ、というのが正直なところ。ですが主人公が得意とするのが拳銃ではなくライフル銃、等面白い設定があるのが本作の魅力ですね。それと本作で印象的なのはラスト、の女性と子供のあの視線。例えヒーローが活躍する作品でも、怨嗟は続くということなのか。娯楽作としては並と思いますが、キラリと光るところもある、そんな若いシングルモルトのような作品。
