ぽんぽこ

アリスの恋のぽんぽこのレビュー・感想・評価

アリスの恋(1974年製作の映画)
4.0
1974年、マーティン・スコセッシ監督。
真っ赤な画面にビックリしていたら、現在の画面が出てきました。
平凡な主婦アリス(エレン・バースティン)は結婚前は歌手として生計を立てていて、今はすぐに怒る夫の顔色を伺いながら12歳になろうとしている生意気盛りの男の子トム(アルフレッド・ランター)と3人で暮らしています。
夫婦に会話なんてないけれど、仲良くしている隣人とおしゃべりしてる所へ突然電話で、夫が事故死した事を知らされるのでした。


隣人との別れは寂しいけどお別れして、母ひとり子ひとりになりモンテレーを目指しながら、職を探す旅に出るのです。
アメリカの木目調の車がダサくて面白いです。
何故、木目調にするんやろか?
靴擦れする程探して最後に入った店でようやく、歌手として雇ってくれる事が決まり、髪型も服装も変えて気合いを入れるアリス。
息子トムが、姿が変わったのを見て一旦ドアを閉めるのが愉快。
ちょっとだけ慣れた頃に口説いてくる男ベン(ハーヴェイ・カイテル)がしつこく近寄って来るのです。
こないだ観たテルマ&ルイーズでは、ええ人の役でした。
娘が、『タクシードライバー』でも出てたやんと横から言ってきて、えっ!あのポン引きのスポーツか!と今更驚きました。
地味な顔なので、変幻自在男ですわ。
気を許したら最後、実はすぐにキレるDV男でとんだ災難なのでした。
トムと慌てて荷物まとめて車を出し、怖い思いしたのに、トムがしょうもないゴリラのジョークをしつこく話してくる。
子供ってそれ今言わなアカン事?って事をずっと言ってきたりする。
次は、歌手ではなくて、ウェイトレスの仕事です。
慣れない仕事に四苦八苦しながら、同僚フロー(ダイアン・ラット)は下品なジョークばかり言うし、鈍臭いベラ(ヴァレリー・カーティン)はいつも必死に仕事してるけど注文を間違えたりしてます。
しかもお世辞にも美味しそうとは言えないのに、繁盛している謎の店です。      なんだけど、フローの下品なジョークによってなんか吹っ切れたのか、アリスが笑いのツボにハマり3人が仲良しに!
音楽好きなトムがギター教室に行き、仲良くなったボーイッシュな女の子オードリー(ジョディー・フォスター)。
そんな中、店の常連で2年前に妻と子供が出て行ったデイビッド(クリス・クリストファーソン)がアリスに好意を寄せるのでした。
最初こそ、ベンの事がトラウマになって警戒していたけれど、トムも段々と懐いていき、、、


ある日、些細な出来事でトムとデイビッドが喧嘩になり、手が出てしまいトムが飛び出し、アリスとも喧嘩してしまい…。

悩んでるアリスにアドバイスしてくれたのはあのフローでした。
デイビッドが再び店に現れて。。。


トムとアリスはこの街で暮らしていこうとお互いに肩を寄せ合うのでした。
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