せ

アメリカン・サイコのせのレビュー・感想・評価

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
3.5
クリスチャンベイルの狂気の真っ裸チェーンソーシーンが観れたり彼がかっこよくって眼福だとフォロワー様から伺っており...
しかもこんなに有名なのに観てなかったし...ということで、

自分よ‼️今が"時"だ‼️
いっちゃえ‼️GO‼️しました。

やはりクリスチャンベイルの顔面もスタイルも完璧すぎてずっと観てたらちょっとコレは死ぬかもしれないと焦ってたんですけど最後まで観たら動悸が。瀕死?

「いやそれはあり得なくね?」というシーンがたくさんあるんですけれども。
その大体が、心が死んだも同然の毎日になんとか彩を加えようと必死の彼の脳が見せる幻覚、幻想、妄想なんだろうなあと。しらんけど。

最初の方はなんだこれ陳腐なエログロ映画か?と思ってたけどアメリカの資本主義社会への皮肉映画てことかな?とだんだん思えてくるんですねえ。だからサイコという割に残虐殺人シーンそのものが少ないのは納得。

個性の死や社会への皮肉を暴力で訴るのはなんとなくファイトクラブと似てるような気もしなくもない。

映画中の登場人物でさえも人の名前を混乱しまくるし観てるこっちもだんだんワケわかんなくなってくるレベル。なので、この作品じゃあ〜皆「なまえ」はあって無いに等しい。

見た目も皆同じで個性なんてないし、エリート層のあの人たちは豊かであるだけで生きてる実感は皆無。生活には中身がなく実際死ぬほど楽しくないんだろうな。

主人公が"Because I want to fit...in"
「社会不適合になりたくないんだ」とか言ってトランプにすごい傾倒してたり、良い店を予約することで頭一杯。エモーーーショナルのエの字もないただの運動と化しているセックス、名刺マウントで過ごす毎日。
もうさ、見た目ばっかり。目を覚ませよ。そこに愛はあるんか?と大地真央もそりゃ言いたくなるワケですよね。
電話の時くらいAVを止めろ!!お願いだ!

主人公が音楽聴きながらオフィス歩くところ、レインコート姿のところはよくいろんなmemeで見かけるので。あーここなのね〜てなってた。

GQでクリスチャンベイルが当時の話を笑いながら話してましたがまぁコレ原作が原作だったのでかなり製作に当たっては色々と苦労したようです...すごいな俳優....

この作品の主訴はわかったけど話はあんまり好きじゃないな。
そうですか。で終わり。

とりあえずクリスチャンベイルがかっこいい。最後あたり髪が乱れてて素敵でした!
せ