ゴン吉

バットマン フォーエヴァーのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.0
アメリカンコミックスのヒーロー「バットマン」の活躍を描いたシリーズ第3弾。
前二作のスタッフやキャストを一新。
主演はバル・キルマーで、クリス・オドネル、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリーが脇をかため、ニコール・キッドマンがヒロイン役を演じる。 

ゴッサム・シティのハロウィンを舞台にバットマンと二人の悪人たちとの闘いが描かれている。
悪漢に硫酸をかけられて悪人となった元検事のトゥーフェイス(トミー・リー・ジョーンズ)が銀行を襲撃するが、バットマンの活躍により撃退される。
バットマンことブルース・ウェイン(バル・キルマー)が社長を務めるウェイン社の研究者エドワード・ニグマ(ジム・キャリー)は、脳波を操作する装置を開発するがウェインには認めてもらえず、上司を殺害して、リドラーと名乗り、ウェインになぞなぞを送り挑発するようになる。
そんな折、ウェインは、美貌の
空中ブランコ曲芸師のディック・グレイソン(クリス・オドネル)がトゥーフェイスの爆弾を投げ捨て、多くの観客の命を救うものの、ディックの3人の家族は命を落としてしまう。
肉親を失ったディックはバットマンと協力して悪と対峙しようとするが....  

バットマンの相棒であるロビン誕生の秘話です。
「友達じゃない」
「パートナーだ」
表の顔は若手実業家で裏の顔はバットマンであるブルース・ウェインはもとより、元検事や元大手企業の技術者の悪への転落など、シリーズのテーマである人間の二面性もきっちり描いている。
「誰でも二つの顔を持つ」
バットマン&ロビンvs.悪党トゥーフェイス&リドラーのコンビ対決が繰り広げられる。
ジム・キャリーの怪演が素晴らしく、彼が演じるリドラーはトゥーフェイスはもとより主役のバットマンよりも目立っていた。
若きニコール・キッドマンの美貌も楽しめる。
蛍光やネオンカラーのライトを上手く使った映像が鮮やかで、作品をヴィヴィッドに演出している。
ウェインとチェイス博士のロマンスも味わえ、エンタメ作品として楽しめた。
「早く帰って寝たら?」  

2024.5 テレ東で鑑賞(サタシネ・吹替:久保喜昭 訳)
2021.7 NHK BSで鑑賞(BSプレミアム・字幕)
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