いけ

バットマン フォーエヴァーのいけのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

研究者の二グマは脳波を使って人の記憶を奪ったり、マインドコントロールをする研究を行っているが、社長のブルースウェインに研究を否定され激昂。
二グマはリドラーとしてブルースウェインに復讐を図るため、街で悪事を働いていたトゥーフェイスと手を組む。
2人の手によりサーカス団が襲われ、家族を失ったリチャードはブルースウェインに居候することになるが、ブルースウェインがバットマンである事実を知ったリチャードは彼と手を組み家族への復讐を図るという話。

ティムバートン3部作の中では一番好きだった。

やはり過去作と同様悪役が魅力的。
特にリドラー。
マッドサイエンティスト的なキャラクターだが、クレイジーな表情と緑のクエスチョンマークをアイコンとした衣装や小道具が最高だった。

そして、硫酸により顔の半分がただれてしまったトゥーフェイスは、バットマンの中にある二面性を浮かび上がらせてくれるキャラだと思った。
会社の社長とヒーローという二面性もそうだし、彼の中にある正義感と復讐心という二面性も描かれていた。
そんな中相棒としてロビンが加わることで、バットマンに師としての役割が付加され、復讐心からは何も生まれないことをロビンに諭しつつ、自分自身にも肝に銘じているようだった。

過去作に比べるCG技術が格段に上がっていて、映像としての見応えがあった。
ゴッサムシティの描写や飛行シーンは特に迫力があった。
また、リドラーの基地は照明やレーザーなどアナログな方法で演出されていたけど、それも緻密に計算されていて美しいしカッコよかった。
いけ

いけ