のすけ

砂と霧の家ののすけのレビュー・感想・評価

砂と霧の家(2003年製作の映画)
3.7
全米ベストセラー小説の映画化。
秀作。見応えがあった。
郡の手違いもあり家を手放さなくてはならなくなった女性(ジェニファー・コネリー)と、安くその家を手に入れ高く売りたい訳あり移民家族の家の権利をめぐる戦い。
地味な内容で前半ヤバそうだなーと思ったが、派手さはないものの最後までなんか目が離せない作品でした。
いつも変な映画ばかり観ていて「サイコパスは誰だ!?」的な目線で観てしまう側からすると、皆比較的まともなので調子が狂う部分もあったが、だからこそ静かに見応えがある作品に仕上がっていた。
人生どこでどう狂うかわからない。
救いがない展開と鬱ってる終わり方も好みでした。
※アカデミー賞には3部門ノミネートされたよう(受賞無し)