砂と霧の家の作品情報・感想・評価・動画配信

「砂と霧の家」に投稿された感想・評価

よつ

よつの感想・評価

4.0
こんな悲劇があろうか。
誰もが幸せになりたくて頑張れば頑張るほど悲劇に繋がる感じがまた面白い作品でした。
父の形見である家を政府の手違いで競売にかけられ、その家を手に入れたのは祖国イランを追われた元大佐一家でした。
元大佐とはいえ、アメリカでの仕事は土木工事など地道な稼ぎで、コツコツ生活を切り詰めてやっと手に入れた家でした。

イランもといペルシャには「王書」という叙事詩がありますが、じわじわと登場人物の首を絞め、嘆きへと向かっていく所が似ているなぁと思いました。

落ち込んでるけど励まして欲しくない。誰とも話したくない。そんな時ありませんか?
そんな時に悲しみに寄り添ってくれる映画だと思います。

なんと100以上の映画化オファーを断り続けてきた著者がやっと承諾した作品であるとDVDに記載されていました。

Wikiに無かったので、以下あらすじ。

『美しい海と夕日が見える一軒の“家”。父の形見であるその家に住むキャシーは、政府の手違いから家を失ってしまう。
代わりに家を手に入れたのは、政変で祖国を追われたベラーニ元大佐一家だった。愛する妻と息子と共にもう一度幸せを掴むため、アメリカ生活最後の希望を家に託すベラーニ。
一方、孤独な生活を送るキャシーも、家族の思い出が詰まった家を取り戻そうとする。心すり減らすような争いの果てに、ようやく心通わせる彼らだが、その先には、あまりに悲しい運命が待ち受けていた…。』
やばい白人カップルに絡まれる、気の毒な中東移民のお話。03年当時の米国を考えると、中東への憎悪はかなりのものだったろうし、それに対する警鐘のような意味合いで撮られたんだとは思うんですが、観る人によっては、中東移民への正当な報い。と取る人もいるのかも。。とか考えると、人間ってやだな。。って思います。
龍生

龍生の感想・評価

3.4
作品としてはつまらないと言う
訳じゃないし考えさせられる様な映画ではあるが、誰も何も得しない何の救いもないただ切ないだけの悲しい映画。

自分勝手なゲス不倫野郎のクソ警官が全てを悪い方向に持ってって見ていて殺意を抱くレベル。

俺の中で胸糞映画と言われたらtop3に入る作品

このレビューはネタバレを含みます

過去の鑑賞メモより。全く記憶にないが、鑑賞時よっぽど虫の居所が悪かったのだと思う笑

「なんともまあ後味の悪いものを観ちゃったな、というのが正直な感想。どんなキャラクターであろうとその人なりの魅力を見つけるのが得意な私が、メインキャスト3人の誰にも感情移入できなかった珍しい映画。中でも保安官の男は間違いなくキング・オブ・大バカ野郎で、その暴走ぶりはただひたすら人間の愚かさを表現したかったのか?と思うほど。浅はかで身勝手で薄情でバカで…私の映画鑑賞史上まれに見る「愛すべき点がどこにもない」救いようのないバカ男だ。こんなヤツのせいで早死にしてしまったベラーニの息子が可哀想すぎる。評点はキャストの演技力に敬意を表すのみ。」
よしき

よしきの感想・評価

3.0
ラストがこんなに鬱展開なんて知らなかった。
政府の手違いで家を追い出された女性と、その家で詰みかけの人生をやり直そうとしている夫婦の物語。女性は夫婦から家を取り返したいけど、夫婦も人生がかかっているからそうもいかない。お互いが悪く描かれていないから、なんとも言えない気持ちになる。
aa

aaの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

政府の手違いで家が投資の為に買った他人に渡ってしまう。その家を巡る悲劇。とにかく登場人物が皆自分勝手で少しも譲らないばかりにこんな最悪な結末になった。身勝手な大人に振り回されて死んでしまう子供が一番かわいそう。そこまでならないと自分たちの行動を省みられない人々が全く情けない。

このレビューはネタバレを含みます

これは感情を揺さぶられました。

観ようと思ってたけど敢えて避けてた映画だったんですが見てよかった。
単純な胸くそ映画ではなく教訓が散りばめられてたと思います。
目先の物質や金銭に執着すると最悪な結果を招く。
人によるかもですが自分はベラーニに感情移入しました。
尊厳が感じられたし信念があったと。
元々の持ち主キャシーの気持ちも分からないでもないが、計算高く警官と懇意になるとこや死でアピールしようとするとこに未熟な印象を持ったな。働けよと思うし金ないのにタバコ吸うなと思うし..。
亡命や秘密警察の詳しい事は分からなかったです。

なによりベン・キングズレーの演技が素晴らしいかったです。
意地の張り合い、負の連鎖がもたらしたものは?

ベンキングスレーとジェニファーコレリーが魅せるすばらしい演技ゆえの見ごたえあるドラマ。なんとも言えない後味を残す。

意地の張り合いがもらたした悲劇。どこかでだれかが一歩譲っていたらもしかしたら、あの悲劇は避けられたのかも?と考えてしまう。

手違いで家を競売にかけた郡、だらしない生活で督促に気づかない人、転売屋、よかれと思った言動がなんかずれてる警官、登場人物どれも何か引っかかるところがあるのもこの物語をめんどくさく(おもしろく)してる一因。

家を手放したくないキャシーと家もお金も必要なベラーニ。この2人が意地の張り合いをした結果もたらしたもの。その結末ったらもう😱

それぞれ固持してきたもの、家。本当に大切なのはその形ではないという皮肉。どうしてこんなことになっちゃったのか。

それぞれ自分の主張は正しいとはいえないし、間違ってもないだけに折れたくないのもわかるけども。

ベラーニの過去に何があったのかそこがちょっと気になった。

亡くなったお父さんが恋しいようだけどこの惨劇を見て天国でどう思うだろうか。
両者とも悪人ではなく正当性があるので余計に終始つかない。

ひどい話だ。でもリアリティはある。1対1の場合お互いが納得すればそこで終わるけど、複数での衝突は全員が納得するなんて不可能かもしれない。後味が悪いものが残った😰
なかなか絶望的な話ではあるけど面白かった。それぞれの人生のいろんな事が絡みついてしまって崩れていく。そんな事も起こり得る。
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