軍の手違いで家を手放すことになった低所得者の女性と、その家を購入して人災をもう一度やり直そうとするイラン移民家族の話。全米ベストセラー小説の映画化。
良い。家を奪い合うっていうめちゃくちゃ地味な題材だけど、アメリカの負の面が沢山描かれていて面白い。悲喜劇的ですき。
『アメリカン・ビューティー』以降、こういう身近な設定で、アメリカのリアルを映し出し、そして誰も幸せにならないような映画が量産されたけど、この映画もそのひとつだと思う。『リトル・チルドレン』しかり、『クローサー』しかり、こういう系は無条件で好きだなあ。
主演のジェニファー・コネリーは『ビューティフル・マインド』でオスカー受賞後初の映画出演だったから、めちゃくちゃ気合い入ってるのが伝わってきた。個人的にはベン・キングスレーとショーレ・アグダシュルーの夫婦がぶっ刺さった。よかった。