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キル・ビル Vol.2のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)
3.3
クエンティン・タランティーノ監督によるバイオレンス・アクション「キル・ビル Vol.1」の続編。
第二部ではマカロニウエスタン、カンフー映画、イタリアンホラーなどから引用。過去が交錯する構成になっている。
原題:Kill Bill: Volume 2 (2004、R15-)

ヒロインは、結婚式のリハーサル中、ビルを頭とする毒蛇暗殺団に襲われ、結婚相手とおなかの子どもを殺されたザ・ブライド(ユマ・サーマン)。
4年間の昏睡から目覚めた彼女は、暗殺団の4人(ルーシー・リュー、ヴィヴィカ・フォックス、ダリル・ハンナ、マイケル・マドセン)と組織のボス(デビッド・キャラダイン)への復讐を誓う。

第一部で暗殺団のオーレン・イシイとヴァニータ・グリーンに復讐を果たしたザ・ブライドは、
第二部では暗殺団の残る2人、ビルの弟で酒場の用心棒として働いているバド(マイケル・マドセン)と、ビルの現在の愛人であるエル・ドライヴァー(ダリル・ハンナ)、そして暗殺の首謀者であるビル(デビッド・キャラダイン)に復讐するため、まず手始めにバドが住んでいるテキサスへと向かう。
ところが、返り討ちに合い…。

第6章  トゥー・パインズ教会の惨殺
第7章  ポーラ・シュルツの寂しき墓
第8章  パイ・メイの猛修業
第9章  エルとキム
最終章  対決(Face To Face)

~登場人物~
・ ザ・ブライド / ブラック・マンバ(ユマ・サーマン):本作の主人公。
・ビル / スネークチャーマー(デビッド・キャラダイン):毒蛇暗殺団DiVASのボス。ブライドの元恋人。サディスト。
・バド / サイドワインダー(マイケル・マドセン):ビルの弟。
・エル・ドライバー / カリフォルニア・マウンテン・スネーク(ダリル・ハンナ)
・B・B(パーラ・ヘイニー=ジャーディン):ビルと屋敷に暮らす少女。
・パイ・メイ/白眉(ゴードン・ラウ):中国拳法の師匠。五点掌爆心拳の使い手。
・エステバン・ヴィハイオ(マイケル・パークス):ビルの居場所を知る男。
・カレン・キム(ヘレン・キム):殺し屋。

エンディングにシバリーの「グッドナイト・ムーンGoodnight Moon」と
出演に至らなかった梶芽衣子の歌「怨み節Urami Bushi」が流れる。

第一部よりカンフー場面が増加。
最終章とエンディングのクレジットが長すぎる。
人間の尊厳とはかけ離れたサデスティックなバイオレンス世界を楽しむタランティーノの作風には危険な香りが伴う。
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