星降る夜にあの場所で

居酒屋の星降る夜にあの場所でのレビュー・感想・評価

居酒屋(1956年製作の映画)
4.3
本作を観れば、なぜに「女優ナナ」のナナはあんななの?の疑問が解決することでしょう。
とことん悲劇的な女性の半生を綴った作品の中で、個人的には5本の指に入る傑作。
また、女性同士の取っ組み合いシーンが観れる作品としては他作品を大きく引き離してのベスト1(ケタ違いの凄まじさ)。
愛する(憎しみも含めて)男性に対して自己主張が出来ない女性は、共感すべき点が多い作品だと思います。
しかし、それではいけませんよ!ホントに!!
言うべき時には言える勇気を!

先日、「ケス」のレビューで書いた通り現在オールタイム・マイベストを作成しているのですが、最低でも同監督作品は2作品までにしようと決めました。
どうでもよいことに俺は時間を費やしてんなぁ~的な、非常に困難極まりないこの比較切り捨て作業が快感になりつつあります(笑)
前レビューの監督マイク・ニコルズにしても私だと
「卒業」
「バージニア・ウルフなんかこわくない」
「イルカの日」
「心の旅」
ら辺から選ぶことになると思うのですが、普通に考えたら選べるわけがないわけで…^_^;
本作の監督クレマンに関しても同様です(;´Д`)