蒼井ことり

ナイト・オン・ザ・プラネットの蒼井ことりのレビュー・感想・評価

4.0
5つもの国の夜を巡れるなんでなんで贅沢なオムニバス!
各国のお国柄が脚色に表れていてほんと興味深い!
いま(当時)をトキメク各国代表のアクターたちが夢の共演。

ロスアンゼルス:
ウィノナだー、かわいー
と思ってたら、日頃の疲れがあり寝てしまった。1番華やかで作品のキービジュアルのエピソードだったのに。

NY:
とてもほのぼの、くすっと笑えるハートウォーミングな物語に好感度。

パリ:
フランス特有のシニカルさとアイロニーを感じるビターテイストな物語!
タクシーの内装がおしゃれで、タクシーも国ごとに個性あり。

ローマ:
ロベルトベリーニの見事にイラっとする機関銃トーク!(ライフイズビューティフルも前半はこんな感じで、後半はシビアに。緩急つけた素晴らしい構成だったな)
ひどいオチで、もう少し温かい話がよかったなぁ〜

ヘルキンキ:
ブラヴォーといいたい、圧巻の出来。
ショートストーリーなのに長編を見たかのような笑ってジーンと感動して泣いてまたクスッと笑って、人間っていいもんだな。生きるって大変だな。人生ってなんだろう?とわずか20〜30分の間に自分と対話。
ミカの表情はホントいい。気難しい雰囲気におかっぱ、ひげ。いかにも北欧って感じというか、映画的にホント絵になるキャラクター。
計算されたタクシー内4名の構図も最高。まるで場面転換のない密室群像劇!
ミカの後ろにあえて見えにくい位置に1人を配置する面白さ。ミカとアキという名前もいいね。
質実剛健な街並み、お国柄と同じく素朴でシンプルで清潔感のあるタクシーでした。

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早く海外旅行に行けるといいな。
蒼井ことり

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