このレビューはネタバレを含みます
冒頭からガム噛みながらタバコ吸ってるウィノナライダー!ベンチシート!かっこいい!芯が通ってて夢もあって仕事と向き合っててかっこいい!これからも計画通りにいくといいね!
規則!?メーン!ここはニューヨークだぜ!?メーン!ノーアクシデント!メーン!ヘルムート!メーン!
違う世界を知るという点ではやっパリ、パリの話が好きかな!人種とか障害とかの話でもあるけど、好きなものは好きときっパリと言いたい。盲目の世界はさっパリわからないけど、でもわからないなりに想像力を駆使することも価値ある行為だよね。
ローマ編はコメディコメディしてて、直前のパリ編との対比でパリ編に潜んでたコメディ色がリフレインされて余計パリ編が好きになった笑 ベンチでのシーンが一番笑えた!
ヘルシンキ編は考えさせられたな〜。世の中には本当の不幸がある、のかと思いきや、不幸度合いを相対的に比べるのはナンセンスだなとも思わされた。ミカも苦しい思いをしたし、アキもまた苦しい思いをしてる。どっちがより苦しいかなんて意味ないことかも。
ジムジャームッシュ監督作品は恥ずかしながらパターソンしか観たことないんだけど、こういう日常とか会話とかを切り取るのに長けてる人なのかな。5人の運転手の会話中の目線が特徴的で印象に残った。ヘルムートのキョロキョロとかジーノのカメラ目線とか、ミカの虚な目とか。
ヘルシンキが一番ナイトオンザプラネットだったなぁ。娘か息子どっちがいいか考えたりとか、未熟児に対する向き合い方とか、身に降りかかる不幸も十人十色って感じ。
世界では自分の知らないところで自分の知らない体験をしてる人がいる!あんな人やこんな人もいるのかもって想像するのも楽しいね!