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ナイト・オン・ザ・プラネットのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

3.9
ジム・ジャームッシュ監督が、5つの都市(ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ)で同じ日に走るタクシー運転手と乗客に起こる物語を綴ったオムニバス映画。
原題:Night on Earth (1991)

1.ロサンゼルス
若い女性タクシー運転手コーキー( ウィノナ・ライダー、終始タバコをぷかぷか)は、映画のキャスティング・エージェントをしている女性( ジーナ・ローランズ)から、ある提案をされる…。
「あたしは人生プランを立てていて、そのとおりに進んでいるの」

2.ニューヨーク
黒人の男ヨーヨー( ジャンカルロ・エスポジート)は、マンハッタンからブルックリンの自宅に帰ろうとして、ようやく止まってくれたタクシーに乗り込むが、運転手ヘルムート・グロッケンバーガー ( アーミン・ミューラー=スタール)は、東ドイツからやってきたばかりで英語がうまく話せず、その上オートマ車の運転もろくにできなかった。
やむを得ず、ヨーヨーは…。
「私は道化だ、金は必要だが重要じゃない」

3.パリ
コートジボワール移民のタクシー運転手( イザック・ド・バンコレ)は、若い盲目の女性( ベアトリス・ダル)を乗せる…。
「色の違いなんて無意味よ。私は色を感じるの」

4.ローマ
タクシー運転手ジーノ( ロベルト・ベニーニ)は、乗車した心臓の悪い神父( パオロ・ボナチェリ)に、勝手に懺悔をし始める…。
~カボチャ~羊のローラ~義姉~
「びっくりさせましたか?」

5.ヘルシンキ
タクシー運転手ミカ( マッティ・ペロンパー)は、酔っ払った労働者風の男三人を乗せる。
うち二人( カリ・ヴァーナネン、 サカリ・クオスマネン)が運転手に、酔い潰れているもう一人(トミ・サルミラ)がどれほど不幸な一日を過ごしたかを語る。聞き終わった運転手は、自分の不幸を語りはじめる…。
「女房は言った"あなたは間違っている"と」
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