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サラバンドのodyssのレビュー・感想・評価

サラバンド(2003年製作の映画)
2.5
【退屈と孤独】

ベルイマンの最新作というので話題である。 

映画としては作りがシンプルで、ちょっと舞台での会話劇みたいな感じもある。ただしそれで面白いかというと、単調さが目立ち、あまり映画的な感興を感じなかった。 

人間関係のどうしようもなさ、がテーマなのかも知れないが、非常に単純化された書き割りのなかで限られた登場人物の会話が続くのはやや退屈だ。

そういう退屈さが北欧のどうしようもない絶望につながるのだ、ということなのか。でも、そういう退屈な絶望とは私はあんまり相性が良くないもので・・・。
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