あしからず

近頃なぜかチャールストンのあしからずのレビュー・感想・評価

近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)
4.0
本気と書いてマジと読む。ドラえもんでのび太が国を作る話があったけど(その名ものび太国)、本作の老人たちも日本政府に愛想をつかし、独立国家を建国。いえ精神病なんてとんでもない。
相変わらずシニカルなユーモアで痛烈な戦争批判。やたら強調される12/8はなんの日でしょうって。岡本喜八や戦争体験者にとって時代は戦前・戦中・戦後しかないのだと改めて思い知らされる。陸軍大臣の存在に疑問を抱くも終盤で解決。
留置所=老人ホーム、ブルジョワVSプロレタリアートの構図もあり保険金殺人ありと社会批判も忘れずに。とぼけたマッチカットも喜八流。
2回もタイトル出る映画初めてかも。
どうでもいいけどセミヌードに短パンってエロいですね。
あしからず

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