このレビューはネタバレを含みます
劇的な変化もなく淡々と進む物語ですが、気になって見てしまう不思議な魅力のある作品でした。
ウェンディにとって家である車をなくし、家族であるルーシーを失い、一人になってどれだけ不安だったことか。感情を表に出さないからこそルーシーの情報を得た時の笑顔に、ようやく等身大の彼女を見た気がしました。
結末は、ウェンディなりのルーシーへの思いやりなんだと思います。動物飼ったことある人なら辛さが分かるはず。
ルーシーを探す事を除くと、この作品では様々な人間を垣間見る事が出来て興味深いです。
警備員のおじさんがめちゃくちゃ優しい人で本当に良かった!