ごんす

ハンナのごんすのレビュー・感想・評価

ハンナ(2011年製作の映画)
3.5
観たいものが多すぎて時間がない…とかお酒呑みながら何観ようかなどと考えているうちに時間が経過し酔ってきて眠くなる…とか。
贅沢な悩みと言ってしまえばそれまでだが迷っているうちに脳が疲れてしまい、もう何も観れない!時間が足りない、何観て良いかわからない!と勝手に凹んだこともある。
人間は選択することにかなりエネルギーを使うようですからね。

そのような時は暗殺者!諜報員!殺し屋!が出てくる作品に搾ることにしている。
そんなこんなで選ばれた本作。
タイトルバックからカッコ良くてやっぱり殺し系の映画観とけばいいんだとワクワクした。
父と子の修行の様子もカッコいい。
敵役のケイト様は期待通りカッコいい。

暗殺者モノや殺し屋映画としてお約束の追いかけられる展開になっている時の表の世界の人と僅かな時間の交流。
それがかけがえのないものになったりするのもあるある。
そんなのは何万回観ても良い。
シアーシャ・ローナンのアクションも良かったと思う。

しかしどんな話か説明すると赤面してしまいそうなくらいありふれたストーリーである。
個人的にジャンプの打ち切り漫画にありそうだなと思った。
でも打ち切り漫画って「俺は好きだったのに何でよ!」と思う作品もある。
この作品も平均スコアに納得しつつも全然嫌いにはなれない。

尺をあと20分くらい短くして追ってくるケイト・ブランシェット様の怖さを更に観せてくれていればもっと良かったのかなと思う。

子供の頃に胸がざわついた読んでた連載漫画の突然の次週最終回!の宣告とご愛読ありがとうございました!
○○先生の次回作にご期待下さい!
という文言が久々に頭に浮かんだ良作だった。
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