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パリ、テキサスのmihoのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
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やっとみた…
なんだか、想像してた話とも想定したエンディングとも違って、いい意味で裏切られたような感じではっとした。

赤い服の再会の旅、緑の服と再会のハグ。
ハンターのお洋服が両親どちらともシンクロしてて画としての美しさが増していた。話としても。
というかもうこの色彩が良すぎて全ての画がいい。フィルムなのかなんなのか詳しいことはわたしにはわからないけれど、この色彩が心地が良すぎてずっとみてられそうだった。

ハンターとトラヴィスのおもちゃのトランシーバーで連絡取る一連のシーンがとてもいいな。再会して間もないのに、しばらくしたらすぐ父と子に戻れて、運転しながら喧嘩っぽいこともして。男同士の2人だけの旅、今まで一緒にいられなかった分を全部取り戻すかのような心の通った素直な旅。

余韻を残す終わり方、だけどちゃんと話としてはまとまっていてとても心地よかった。あと音楽もね。音楽は(もしかしたら車でのシーンがかもしれないけど)この前見たテルマ&ルイーズを思い出させる感じがした。この頃のアメリカの古き良き感じとても好きだ。

ずっと欲しかったんだけど、いよいよピンクのモヘアニットがほしい。来年?今年の冬?は絶対古着屋でいいの見つけて買おう。
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