グシケン

パリ、テキサスのグシケンのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.5
最初のシーンの出オチ感がすごい。
砂漠を無言で彷徨ってたのが、まさかその後のストーリーにおいてそれほど意味を持つものではなかったとは。。。
とにかく、主人公の男の女々しさ(というか、男らしくなさ)がどうしてもムリで、子供と育ての叔父叔母がかわいそうすぎるという印象しか持てなかった。マジックミラー越しの告白は名シーンかもしれないけど、お互いマジックミラー越しでも大事な話を相手の目を見て話せないという情けなさ。これがただの男女間の問題だったら、不器用だなぁと思うだけだったかもしれないけど、中途半端に親としての責任を感じておきながら全うできないというのは腹立たしさを感じる。
ロードムービーとしては、テキサス、LA、ヒューストンの距離感がいまいち把握できてないから、長距離ドライブ感はそこまで味わえず、行く先々でこれといった印象的な出来事もない。
とはいえ、好きなシーンもいくつかあった。
グシケン

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