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パリ、テキサスのyuriaのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
4.4
ひさしぶりに皆が揃った日曜日の食卓で弟が「『西鶴一代女』と『生きる』と『パリ、テキサス』借りて来たけどどれみる」と。どうやら最近弟は担任の影響で映画史の名作を追いかけることにはまっているらしい。わたしは「『いぬ』と『サムライ』」と続けて。(さすがにカトリーヌ・ブレイヤを3本借りていることは言えなかった。)
結局父が、高校生の頃に観て内容は全く覚えていないけれどとにかく「良い映画だった」ことを覚えているということで『パリ、テキサス』を観賞することに。当時飯田橋にあった名画座”佳作座”で観賞した思い出を語りながら「今観るとこの俳優も子役もストーリーもこんなんだったっけと全く記憶になかったけれど、このナスターシャ・キンスキーだけは美しいとずっと覚えていた。」と観賞後に父が言った言葉を受けて、自分は将来いま観ている映画をどう思うのかななんて考えてみたり。そんな日曜日の夜だった。
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