ハシオ

パリ、テキサスのハシオのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.5
ヴィム・ヴェンダース監督作品。
第37回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞しています。

とにかく映像が美しい。
荒野や夕焼けなどテキサスに行ってみたくなる。

ただ物語の内容としては、有名なロードムービーなので爽快な話なのかと思いきやかなり奇妙なお話しでしたね。
まず、主人公であるトラヴィスは登場から30分くらい一切喋りません。
というか記憶喪失のようになっています。

そのため(この映画はその理由を探しにいく映画なのかな...?)と思っていたのですが、どうやらそういう訳でもなく、結局その空白の4年間は謎のままです。
この映画において主人公の記憶喪失(幼児退行?)やテキサス州にあるパリはメインではなく、"さすらい”そのものがテーマになっているように感じました。

なんか物事を解決して去っていくって寅さん的な笑
ハシオ

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