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楽聖ショパンのQMのレビュー・感想・評価

楽聖ショパン(1945年製作の映画)
2.8
・ショパンを語る時ジョルジュサンドはよく名前出てくるけどエルスナー先生ってこんなにヘレンケラーとサリバン先生みたいな深い関係性だったんだっけ??しかも愛国者だったけど政治的理由で国追われるようにパリに行ったんだっけ??などと結構脚色されてる印象だけど色んな曲が使われてるのはファンにとっては楽しめる。

・ジョルジュサンド役がディタフォンディース的な色気があってすごく綺麗な人で見惚れる。実際は肖像画がビリーアイリッシュに似てた記憶。

・ショパンコンペティション開催期間中に見ようかな〜と思ってタイミングを逃してたけど、今みるのもなかなか意義深い。事実でない部分も多いだろうということを前提においても、芸術家と政治 (祖国)というテーマが中心に置かれており、祖国の政情悪化の際意図的に距離を取ろうとしてたショパンに先生が諭す言葉が今聞くと心に響くものがある。

・ポーランド政府はコンペティションの授賞式に政治家が出てきたり完全にナショナリズムにショパン使ってるんだからちゃんと伝記を映画化したらいいのに。曲も時間軸にしっかり合わせて。ツィメルマンあたりが現役のうちに。やってるのかな?
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