いつもスーパーヒーロー的な役まわりが多いケヴィン・コスナーが珍しく悪モノを演じた作品。
本来交わるはずのない境遇の二人が、成り行きから短くも濃密な時間を共有しあって、次第に打ち解けあい、最後にはお互いになくてはならない大切な存在になっていく、ってストーリーは本作に限らずホント大好き!(映画じゃないけどラストオブアスとか)
クライマックスまでに主役の二人にたっぷりと感情移入できている分、ブッチ(ケヴィン・コスナー)と対決する保安官の側が本作にとってのヒール役になるけど、彼らもブッチのことを絶対悪とみなしてるわけでもなく、とっても魅力的に描かれていてどちらの側にも共感が持てる。それだけにラスト、誤解からのあの結末は涙なしでは観られない。