miy

パーフェクト ワールドのmiyのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかった作品。

ブッチにとってのパーフェクトワールドは父親から届いた絵はがきのアラスカだった。ラジオがついたタイムマシン(車)に乗っていくのがブッチの夢だった。
1960年代、彼らの生活の中ではラジオ付きの車はまだあまり普及しておらず、持っていたらかっこいい時代だった。
ブッチの父親は実際酷かったが、あの短い文章の絵はがき1枚に対してブッチは優しいだろ?と言っていた。短い文章だが愛が溢れてるということ。
ブッチにとってのパーフェクトワールドは最初にも言ったが父親から届いた絵はがきのアラスカもそうだが本当に彼の心の中にあるのは父親に心から愛してほしかったということなのかなと私は感じました。

フィリップとブッチの関係は父子の関係というより最後の方にブッチがフィリップのことを「相棒」と呼んでいた様に、友達にも近い関係なのかなあと思った。
けどフィリップも父親がいなかった為ブッチに対し、父親という感情も少し表現されている様にも感じました。

後半はひたすら喉の奥が痛かったです(笑)最後のシーンはほんと号泣でした。レッドやサリーの表情、ヘリから見下ろすフィリップの表情をみてさらに涙がでてきました。フィリップはきっとブッチの父親の絵はがきを持って大きくなったらアラスカに行くんだと思います。
この映画はすごい。役者の演技力の高さももちろんだがクリント・イーストウッド監督が流石だなあと強く感じた作品でした!

あくまで私が感じたことをかいているので ん? と思うところがあるかもしれませんが悪しからずm(__)m
miy

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