こういうレベルの高いマンネリ化は危険なんだよ。健康を過信して暴飲暴食不摂生、挙げ句の果てに取り返しの付かないことになる、みたいな危険性。……なんて後付け知識まるだしで見るから、こんな余計なこと考えちゃうのか。でもTVの連ドラのマンネリと、映画のシリーズでワンパターン化は意味合い違うし。まあそんな視聴率やら興行収入やらを考えるのはあくまで会社側なので、役者や監督、製作スタッフはひたすらgood jobあるのみ。後世に残るのは「作品そのもの」だからねえ。ほら座頭市ってダークヒーローだから「勧善懲悪」要素というか、敵対する相手をやっつける動機というか、要するに敵キャラ設定が重要ポイントなのよ。東映のように娯楽チャンバラに振り切っていない以上、色々「小理屈」という味付けが欲しくなるのであります。
