ありがとうさんの映画レビュー・感想・評価

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あるメイドの密かな欲望(2015年製作の映画)

3.7

レアセドゥ、レアセドゥ…って見たことあるよな、ないような。こういうツンデレ系メイドって絶対フランス人好きそう(偏見)結局、内容自体はよう分からんのだが、レアセドゥの腹黒系エロみはプンプン伝わってきた。>>続きを読む

熱血ゴルフ倶楽部(1994年製作の映画)

3.4

何故か個人的にツボinしがちな90年代リーマンもの。平成初期特有の、バブルの残り香が芳ばしい。今では考えられない色彩のスーツにネクタイ、OLの眉の太さに前髪が、30年の時を経て、イイ感じで熟成されとる>>続きを読む

パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)

3.1

パラレルワールドの概念自体は「なんとなーく」だけど感覚的に分かるし、すごく興味深いんだけどねー。ただし、こういう世界観を「言語化」「映像化」なりで納得できるような作品となると、なかなか難しいんだよね。>>続きを読む

敗れざるもの(1964年製作の映画)

3.6

ある意味、流石だ裕次郎。これだけ「お涙頂戴」要素満載な話にもかかわらず、涙腺が微動だにしない。ドライアイか。でも完全なる愚作って訳じゃ無くて、蛇足になりがちな恋愛要素もほとんど無いし(十朱幸代がヒロイ>>続きを読む

歌ふエノケン捕物帖(1948年製作の映画)

3.8

エエモンみたわあ。時代劇×ミュージカルって本物の芸達者なキャストが揃ってないと出来ないモンなあ。不世出ってこた再現不可能ってなら哀しいなあ。映像に残してくれてありがとう新東宝。アマプラだと1時間17分>>続きを読む

恋愛学校(1962年製作の映画)

3.7

ビックリするほど王道ど真ん中なスイーツラブコメ。老舗洋菓子店のショートケーキみたいな正統派。だ、だって、あの千葉真一がスケコマシwじゃなくイケメン枠。駒沢球場でのキスシーンも特殊なシチュで、何かイイ。>>続きを読む

フリック・ストーリー(1975年製作の映画)

3.2

ああ、うん。アラン・ドロンあるある映画かもしれん。ただし、ハズレの方の。なんていうか、イケメンの無駄遣いというか、イケメンゆえの舐めプというか。要するに、別にこれアラン・ドロンじゃなくてもよくね?って>>続きを読む

遺産相続は命がけ!?(1994年製作の映画)

3.8

そうそう、コレなんだよ。こういうストレートなハートフルコメディ。ハリウッドに求めていたのはコレだったんだ。マイケルJフォックスこそ正義で正統派に思える私は、そう懐古厨かも。だとしても、何か問題でも?(>>続きを読む

悪魔のようなあなた(1967年製作の映画)

3.7

アラン・ドロンじゃなかったら「貴様なめてんのか、表に出ろぃ!」ぐらいの悪態をつくけど、訳ありイケメンという最強の免罪符を全面的に出されちゃかなわん。つまり、この手のアラン・ドロンだから許されるチープな>>続きを読む

スキン・ゲーム(1931年製作の映画)

3.6

ヒッチ作品だということを知っていても、知らなくても、まあうん、面白いやね。それなりに。どうってことないけど、オークションのシーンが謎にツボin。

ドラムと恋と夢(1956年製作の映画)

3.3

開始0分「脚本=待田京介」に思わず二度見。後からWikiで確認したら、やっぱりあの待田京介、悪役が似合うコワモテイケメンの俳優さんのことだった。でも今作には出演していない。こんなスイーツなミュージカル>>続きを読む

風船(1956年製作の映画)

3.6

主人公の名前が「村上春樹」って突っ込みどころを失念しそうになるくらい、とにかく女優陣が華やかで。画面は白黒なのに鮮やかなのよ。まるで芍薬、牡丹、百合の花のような新珠三千代、北原三枝、芦川いづみの豪華競>>続きを読む

多羅尾伴内シリーズ 隼の魔王(1955年製作の映画)

3.3

順不同の鑑賞だけどしょうがないよね。イマドキの映画館は指定席で入替制だけど、昔は二本立てとかで途中入退場は当たり前だった訳だし。つまり芸術ではなく娯楽が前提。そんな映画も動画配信ありがとう。ワンパター>>続きを読む

実いまだ青し(1959年製作の映画)

3.4

正統派にして王道な青春ドラマで、好印象しかない。何故かツボる。自分でも謎。雪国の寺、学ランにセーラー服って、白黒ならではだとシミジミ。映えるよなあ。

一匹狼(1960年製作の映画)

3.2

「花でいうとスイトピー」ないづみちゃん。そんな劇中のセリフにハゲ同するだけの映画。永遠に推せる。マジ尊いとはこのことなりけり。

モン・パリ(1973年製作の映画)

3.7

取扱注意のセンシティブな題材でも軽妙なコメディに仕上げるセンスが素晴らしい。演者はあくまでクソ真面目にやらねばならぬ。ここら辺を自然に出来るのがお国柄なのかね。日本だとシリアスすぎるかチープなギャグか>>続きを読む

孤独の賭け(1965年製作の映画)

3.5

ハッキリ説明できないけれど、なんとなくニヒルな雰囲気に良い意味で流されてみる。なんちゃってかもしれないけれど。

リッチ・アンド・ストレンジ(1931年製作の映画)

3.4

ヒッチまさかのスイーツ映画。歌や踊りがないだけで、こういう単純なストーリーの宝塚ありそー(テキトー)。あるいは後のヒッチだったら、黒猫が呪ってきそう(怖)。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.6

実に「高尚」「ご立派」「お高くとまった」映画だこと。実はこの史実自体は以前14世紀英仏百年戦争について調べ物をしていた頃に仕入れたうろ覚えの前知識があったんだけど。ていうか中世ヨーロッパが舞台って映画>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

2.5

ちっとも納涼ではない怖い話。しかも実話で現在進行形なんだぜ?イスラエル建国69年式典を淡路島でやっちゃうくらい怖い話。2017年の実話だぜ?ボンクラ日本人には理解不能な世界。イミフってのは怖い怖い。

断崖(1941年製作の映画)

3.5

んだよ!おいヒッチ!なんだあのオチ。終了3分前まで4点代をつけようと思ってたのに、オチで0.5点はマイナスだ。意表を突けば何でもアリかよ。どういうことだよ。こっちは散々ヒロインの心配してやってんのによ>>続きを読む

忍ジャニ参上!未来への戦い(2014年製作の映画)

2.9

ジャニって言葉自体がもはや禁句かもしれないが、とりあえずグループ総出のアイドル映画という前提で鑑賞。ああ勿論ひとりも知らない分からない(爆)…とりあえず特別出演枠の若林豪と京本政樹がイイ仕事してたので>>続きを読む

極主夫道 ザ・シネマ(2022年製作の映画)

3.5

マダラ読みだけどWebで原作マンガ既読。結構クセになる面白さで、玉木宏はナイス人選。のだめの時といい、玉木宏って原作厨になりがちな自分からみてもハマリ役なことが多いレアな役者だ。とか言いつつテレビドラ>>続きを読む

メトロポリス(2001年製作の映画)

4.0

あまり神格化するのも如何なものかと思ったが、やっぱり手塚治虫は神なんだよな。そして日本映画が進むべきはあくまでアニメなんだと。原作は手塚の「初期SF三部作」の一つで、なんと1949年の作品だとか。さら>>続きを読む

水で書かれた物語(1965年製作の映画)

3.5

時代的なものなんだろうけど、とにかく監督と音楽の自己主張がスゴイ。こういう松竹スタイルに日活ルリ子が影響されまくっただろうことは想像に難くない。こういう取扱注意のタブーを題材にするのって、実用的ではな>>続きを読む

明日を賭ける男(1958年製作の映画)

3.6

ルリ子と新人・川地民夫のコンビをテストしたかったのかな。それはともかく、西河監督をはじめ大坂志郎と岡田真澄と西村晃の安定感がものすごくいい。イツメンサイコー、素晴らしき哉。

女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

3.6

偏見承知の意見だけれど。日本映画とフランス映画って白黒作品のほうが出来が良くないか。余計なことをしないせいなのか。使い古された言葉でいえばシンプルイズザベストなのか。映画作品でも断捨離必須。個人的には>>続きを読む

危険がいっぱい(1964年製作の映画)

3.8

フランス映画の好きなところが詰まった福袋的な作品だわあ。「白黒」「チンピラなアランドロン」「オチが小気味いい」の3点セットは決勝点。言葉を変えよう。福袋ではなく玉手箱。アランドロンは白黒でチンピラ役に>>続きを読む

日本列島(1965年製作の映画)

3.5

へぇえ日活やるじゃん。こういう重厚な社会派サスペンスもイケるんだ。といっても功労者は宇野重吉だったり音楽の伊福部昭なんだけど。実はこの路線って当時の斜陽な映画界に向いてそうなんだけど、結局生き残ったの>>続きを読む

山と谷と雲(1959年製作の映画)

3.3

原作は知らんけど、金子信雄と北原三枝がメインじゃあかんのか。そりゃこの二人だってドンピシャなハマリ役ではないけれど、裕次郎の浮きっぷりに比べたらねえ。ホント、裕次郎の白黒はなあ。足が長いね以外の感想を>>続きを読む

サバイバー(2015年製作の映画)

3.5

いつものようにミラジョが不死身。ストーリー上〆がNYなのは置いといて、メインの舞台はロンドンで。そりゃ自分が旅行するならフランスよりイギリス選ぶかもだけど、アクション映画のロケーションだったらパリがや>>続きを読む

黄色いロールス・ロイス(1964年製作の映画)

3.9

オムニバス作品とは相性イマイチかと思いきや、これは良きオムニバス。舞台設定が3作とも自分の好みにピッタリで。俳優の個性も生かされていて。意外に埋もれるケースあるからね。今回はそんなことなく。よかった、>>続きを読む

太陽が大好き(1966年製作の映画)

3.3

タイトルに「太陽」が入ってる作品って実はバッドエンド率が高いからなあ。ハマミツが主人公だってことを失念するくらい新人・太田雅子の押しが強くて、実はサユリと顔の系統が同じなことに気づいてみる。キレッキレ>>続きを読む

新東京行進曲(1953年製作の映画)

3.0

実にビミョーな作品だ。オムニバスとやらで有名どころの名前があって果ては当時の都知事まで担ぎ出し。ストーリーがどうにもこうにも頭に入ってこないんだけど。なんだこの全体的に漂う「やっつけ仕事」感。監督の川>>続きを読む

湘南爆走族(1987年製作の映画)

3.4

なんだかんだでヤンキーという種族は、海ほたるを経由して千葉魂となり、未だに常磐線沿線に生息しているらしいので、ちっとも絶滅危惧種じゃないけれど、杉浦幸をはじめとするJKたちが逆にお目にかかれない。これ>>続きを読む