アイドル的な人気のあった元バレー選手の現ポンコツ主婦・グムスン(ペ・ドゥナ)がぼったくりバーで潰れている夫を助け出すため、夜の街を駆け抜けるスラップスティック・コメディです。
最近ペ・ドゥナを好きになり「私の少女」「静かなる海」「センス8」「秘密の森」「ベイビーブローカー」など近年の作品を数本観たのですが、警察官や研究者などお堅い職業のクールな役が多かったため、感情が爆発してるグムスン役のペ・ドゥナが新鮮でめ〜〜〜っちゃくちゃ可愛い。
とくにキャパオーバーになって思わず泣き出しちゃうシーンのグムスンは、悪いと思いつつもついつい笑っちゃうくらい可愛いです。
まあ私も同じ状況だったら全然笑えないし号泣すると思いますが……笑
可愛いところ以外だと(いやペ・ドゥナは始めから終わりまで全部可愛かったのですが)、デキ婚で一児の母になったもののおそらくまだ親離れしきれてないグムスンが、お母さんに不機嫌にわがまま言って甘えるシーンの演技がとくに印象に残っています。
バレー以外のことは(家事育児以外も、きっと学生時代は勉強とかも)全然できないグムスンのこと、厳しいこと言いつつもお母さんは可愛くて仕方ないだろうなぁと思います。
グムスンとお母さんの短いやり取りの中でも自然とそういう想像ができました。
とはいえ、ストーリー自体はトンデモ展開の上、追いかけっこが冗長であまり面白いとは言えませんので、他の方々もおっしゃる通り若き日のペ・ドゥナの可愛さを堪能したいという目的がある方のみ、鑑賞しましょう。
