KANA

汚れなき悪戯のKANAのレビュー・感想・評価

汚れなき悪戯(1955年製作の映画)
3.8
増院で育てられた赤ん坊マルセリーノの体験する奇跡の物語。宗教映画だけど、とても暖かいタッチで描かれていて全く堅苦しくはない。昔、ヨーロッパ名作映画の主題歌を集めたCDを買って何度も聴いてるからこの『マルセリーノの歌』は馴染みがあった。こういう映画だったんだなぁ。メルヘンチック且つ感傷的な曲が内容にピッタリで、感動の度合いを深めている。悪戯っ子マルセリーノの願いはただ一つ、「お母さんに会いたい」…自ずと我が息子と重なってウルウルきてしまう。腕白な表情の奥から滲み出る純真な心。シンプルに響いた。
KANA

KANA