汚れなき悪戯の作品情報・感想・評価

「汚れなき悪戯」に投稿された感想・評価

kurakuma

kurakumaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「マルセリーノの唄」に惹かれて観た。

宗教感の違いからか、ラストがなかなか受け止められなかった。
キリスト教では“祝福”なんだろうけれど…
天国でお母さんに会えて、マルセリーノは嬉しかった(と思う)けど、お母さんは再会をよろこぶんだろうか?
日本人で仏教徒の私には解らない、というかやっぱり親として人生謳歌してほしいと思ってしまいます。

マルセリーノの純粋な眼差しがかわいらしくて、そんな子との現世での別れはやっぱり辛く切ない。
12人の心優しき修道士を父を持つ少年マルセリーノ。
修道士の優しい歌声、キラキラした瞳。
その顔を灯す眩い光
息を吹き返すかのように動く指
純粋に美しいと思った。

このレビューはネタバレを含みます

パンとワインのマルセリーノね(ФωФ)フッ

修道院でスクスクと育つマルセリーノ。
「誰にでもママがいる」ことを知った日、マヌエルという同世代の子供と友達になる...このマヌエルは、マルセリーノ以外の人には見えない。もちろん観ている私たちにも見えない。
が、
マヌエルは「聖書」で言うところのインマヌエルのこと。
最初のインを発音しないので、作中ではマヌエルになってる。
イザヤ7章14節とマタイ1章23節にある通り、インマヌエルは『イエス』のこと。
なので、
マルセリーノの唯一の友達は、イエスだってことね。

岩場でサソリに刺されたのは、創世記3章15節の小成就。大成就はもっと後の方だからね。
そして、
マルセリーノがオレンジを1個盗んだことがきっかけで、村中が大騒ぎになったこともヨハネ2章15節の1世紀当時のイエスの対応に呼応してる。
さらに、
2階の部屋は、ルカ22章や使徒2章。
パンとワインは、ルカ22章17~19節。
階段は、創世記28章12~13節。
と「聖書」の良いとこ取りになってる。

十字架で磔刑された木彫りのイエス像がマルセリーノに話しかける。
『欲しいものを与えよう』
『ママに会いたい。今すぐに』
『眠りなさい。マルセリーノ。お休み』
で、神に召されちゃったマルセリーノ。

これは「聖書」的には正しい。

マルセリーノの一番の願いが叶ったわけだからね。

「聖書」の神と人間との関係は個人的なもの。
他の人から見て理解できないようなことでも、本人が願うことがその通りになれば、最上級の幸せなんだよね。それがたとえ[今の命を失うこと]になるとしても。
「聖書」の神に信仰を働かせている人にとっての幸福は、神との良い関係を培い、神に是認された者として天の王国で暮らすことだしね。

マルセリーノは、天でママに会えて幸せなんだろう。
si

siの感想・評価

4.3
マルセリーノはあれで救われたんだろうかと考えさせられる。彼にとってほんとうにあの結末が最善であったのかわからないまま。
なぼ

なぼの感想・評価

4.8
中学生のとき、父母が寝静まった頃にこっそり一人で見て、意味も分からなく声を殺して泣いた映画。
1955年の作品なのに、10代の心にもグッときた白黒映画。

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12人の修道士に拾われたいたずらっ子の少年・マルセリーノは、納屋でキリスト像に葡萄酒とパンを供えて毎日お祈りをしていた。
ある嵐の日、キリストが現れて、「願いを叶えてくれる」と言った。
マルセリーノは、一つ願いを言った。

「お母さんに会いたい」

明くる日、12人の修道士たちは、納屋で眠るように亡くなったマルセリーノを発見した。
マルセリーノの神(母)への回帰が成就されたのだった。

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そのシーンにはハッと胸が打たれて、一瞬自分の頭の中が真っ白になってしまって、涙がボロボロと出てしまった。

私はキリスト教徒ではないが、「幸福とは?信仰とは?」と考えてしまう物語。
子供とキリストは、内なる愛に従っただけの、シンプルなできごとなのかなぁとも思う。

劇中の「マルセリーノの唄」は記憶に残るフレーズで流行るのにも納得。
また、そのこのキリスト奇跡譚を彩った曲でもある。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
‪「汚れなき悪戯」‬
‪冒頭、スペインの小さな村。一人の神父が病の少年を訪ねる。好奇心旺盛で悪戯な子、礼拝堂、奇跡のキリスト像、修道士、微笑むマルセリーノ…本作は1955年のスペイン映画のモノクロ作で奇跡を映す物語。日本でもヒットした本作は登場人物がすごく印象に残り、非常に重要視される。‬
Hiro

Hiroの感想・評価

4.0
マルセリーノの唄、、思わず歌ってしまいます。
無垢❗️そんな心のままに、十二人の個性的修道士達に愛され育てられた、そんな彼の一挙手一投足に目が離せない、、可愛い❗️、、マルセリーノが健気に産みの母を、訪ねていったり
純粋無垢な天使の様な心の持ち主だから、キリスト、神が見え、会話も出来たのでしょう、美しく、、悲しい奇跡のお話し。。こんな可愛い子を捨ててくなんて、、
mas

masの感想・評価

5.0
名曲マルセーリーノのうたが好きです。男の子の演技も良かった。今観ても新しい。
子役の子が錦織圭そっくりだ。私をよく体罰で叱ってくれた小学校の女性担任が、音楽の授業で🎵マルセリーノの歌を聴かせてくれたことと数々の平手打ちを思い出す。私の悪戯が汚れていたことは認める。
 1955年のスペイン映画。
 「禁じられた遊び」によく似た雰囲気の
映画。
 マルセリーノ役の子役が 可愛い。
 イエス像と マルセリーノとの
語らいが キリスト教的なのかも
しれない。
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