このレビューはネタバレを含みます
それなりに最後まで引き込まれて見れるのだけれど、結局ちゃんと謎解きがされなくて欲求不満に終わる映画。
密告者は何者で、目的は何だったのか。
殺人の真犯人は誰だったのか。
黒木瞳を盗撮していたのは本当に息子なのか?あんな手の込んだ隠しカメラが小さな子供にできるはずないし、ビデオカメラのDVテープをVHSにダビングするのもそれなりに機器もノウハウも必要。第一、それを匿名で母親に送りつけるという意味がわからない。結局あれがなければ彼女はあんなに追い詰められることはなかったわけで。
つまり最後まで見て初めて脚本が破綻していることがわかる。
それから、場面展開が少なく、テレビの2時間ドラマ並みの低予算なので映画というには物足りない。