くろいひと

第三の男のくろいひとのレビュー・感想・評価

第三の男(1949年製作の映画)
4.0
効果的に使われた光と影、疑惑や不安の表現としてカメラそのものが斜めになって被写体を撮るなど、随所に意欲的な工夫が見られる。

わずかな出番で圧倒的な存在感を残すオーソン・ウェルズ。
ジョセフ・コットンが切ってはめたような彼らしい役で好演している。

いちど聞いたら忘れられないアントン・カラスのテーマ曲とともに、美しくもせつないラストは記憶に残る名シーン。
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