第三の男の作品情報・感想・評価

「第三の男」に投稿された感想・評価

武瑠

武瑠の感想・評価

4.5
第二次大戦で崩壊したウィーンの姿が映し出されていた。
下水道での戦いのシーンは、後世のいろいろな映画に影響を与えているのだと思う。
sada

sadaの感想・評価

3.8
マーチンスは友人ハリーを訪ねると管理人に「昨日車の事故で死んだ」と言われる。おいおぃ誰がハリーを殺したんだ、出てこいオラ。
第二次世界大戦後、崩れかけたウィーンの街並がこの映画をグッとよく見せる。テーマ曲もいい。
アンナが美しくいい女だった。
最初と最後の締めくくりがきちんと収まる映画でした。
さく

さくの感想・評価

4.0
画面が歪んで見えるのは、昨日飲んだ酒がまだ残っているせいかと思いましたが、実際映像が斜めになっていました。途中まで気づかないで、首を斜めに傾けながら見てましたよ。

ミステリ要素もある作品のため、「嘘の証言とかしている人(シーン)は斜めってるのかな?」とか思いながら見てましたけれど、そんなベタすぎる演出をするわけはなく、心情の歪みみたいなのを表現しているんでしょうね。あるいは、善とは何か? 正義とは何なのか? というものに対する歪み。

思わせぶりなガキンチョは何なのか? とか、そもそもホリーは何で来たの? とか普通に見ているとわからない部分もあるので、詳しくは、YouTubeで『町山智浩氏が語る 20世紀名作映画講座_「第三の男」前編・後編』(『午前十時の映画祭』公式動画)を観ることをオススメします。
「時として人生を変える映画に出会うことがある」

サスペンスの名作!
影の使い方など、撮影技術が凄い!

この映画、出演するオーソン・ウェルズがいろいろとワガママだったようでわずか十数分しか出ていない!

しかし、その存在感は凄い!
名優の圧倒的演技力に引き込まれる事でしょう!

名シーンも多い、映画ファン必見の作品!

(「バッルゥーン♪」
夜中に風船を売るおじいさん(笑))
琉太

琉太の感想・評価

4.7
音楽が印象的、特にエンディング
名作と呼ばれている作品でも良さが分からない事が多いけどこの作品は気に入りました
白黒画像なのがより名作と思わせてるかも
げんき

げんきの感想・評価

3.3
シーン切り替わりでBGMが流れる
光と影の演出、陰影が印象的
「点の一つが止まったらどう思う?」

観覧車バックのシーンが一番好き
ラストの哀愁漂うショット
ペニシリンと髄膜炎
文化的都市ウィーン
綺麗な景観と戦災で崩れた瓦礫の広がる街
追われる身から追いかける側に
地下に潜っての逃走劇

"Heaven or Hell"って言った時のジェスチャーが、
"Heaven"で下を指差し、"Hell"で上に指さしたのはなんでだろう。
そう思い「地獄」について調べてみた。
仏教・キリスト教・イスラム教それぞれで地獄の認識が異なるみたいだ。それでもジェスチャーの謎は解けずじまい。
ただ「天の国=天国」「生前に罪を犯した者が地の下に落ちる監獄=地獄」なのかなぁ…。
atirakuy

atirakuyの感想・評価

4.3
少し削り過ぎ?っていうくらいシンプル。出だしから急展開。

古い映画って登場人物がヒステリー起こしたりメソメソする時間が退屈なんだけど、この映画に関してはそんなこともない。お互い話が噛み合ってないような無駄に長い口論もない。

ドイツ語には字幕が付かず、主人公と同様に何を言われているのか分からない。いろんな窓から覗く顔。意味ありげな視線。没落した男爵、医者、ウクライナ人、そして第三の男。知り合いのいない異国で真実を追い求める心もとなさを感じる。

影の使い方が秀逸。どんな場面でも陽気なツィターの演奏が流れてるのがシュール。
sorahi

sorahiの感想・評価

4.1
「ばか正直な性分でね」

ひとこと、抜きん出た映画です。観るべし。
恵比寿駅に電車が止まったりエビスビールのCMが映ると流れる曲がこの映画のテーマ曲だったと知ったときは結構驚いたけど、オープニングからいきなり流れるこの曲はツィターの音色のために何度聴いても不思議な味わいがあり、この曲だけでもこの作品が作られて良かったと思わせられる

そして曲単体でも独特なのに、国際問題的側面のあるサスペンスフルな作品で全編に亘り用いられているからそのギャップでまた一層不思議な印象が齎され、またそのことが逆説的に作品自体にも奇妙な雰囲気が生まれる相乗効果となっていて、本来使われるはずだったらしいオーケストラ音楽だったらこのような対位的効果は生まれなかったろうことを思うとアントン・カラスの音楽を急遽起用する英断を下したキャロル・リードは見事と言わざるを得ない

見事と言えば映像的にもカメラを斜めに傾けて撮った映像がとにかく鮮烈で、音楽と共にこの映画を他のサスペンス映画と一味違うものとしている要素の一つであるけど、音楽といいこんなコロンブスの卵的な撮影スタイルといい、この作品におけるキャロル・リードの実験性は本当に凄まじい

加えて中盤から満を持して登場するオーソン・ウェルズのカリスマ溢れる存在感と、ドイツ語圏が舞台だからかフリッツ・ラング的な陰影が目立つ終盤の各シーン、そして主役のジョセフ・コットンから何とも言えない哀愁が感じられるラストシーンと、中盤以降一度見たら忘れられない名シーンのオンパレードで、この映画の後半部は見る度に最高と思わされるから堪らない

パルムドールを受賞したりアカデミー賞候補になったりと、名実共にキャロル・リードの代名詞と化しているけど、改めて見てもやはりこの作品の出来がずば抜けていると思う
悪魔のような第三の男のような女のような。

サンセット大通り、悪魔のような女に続けて白黒月間。
エビスのCM曲これが元だったんですな〜、シリアスな展開だろうがお構いなくあの曲が流れる。

ジャケットとタイトルからガチガチのサスペンスかと思いきや、サスペンスなことはサスペンスだけど人情劇とラブロマンスが挟み込まれてました。

まあすげえ良い脚本てのは分かるんだけどいまいちどの登場人物にも気持ちをノせられなかった。
メインが人情劇で、友情を立てれば愛情が立たず〜的な葛藤と哀しい決断。それをさらに醸成させるハードボイルドなラストカット。

だもんでほんとに人物を好きにならないと、誰かに肩入れしなきゃ入り込めない映画なんですよ。わしは特段誰に対してもこいつ好きだなって思いは抱かなかったかな〜〜。情に対する背景が皆無だし。主人公ただの脚本家やんけ何を急に捜査し出して闇社会に入り込んでんねんとか色々ある。

とは言いつつ大方の評価通り映像美とプロットそのものは極上でございますよ。
タイトルが何を指すのか分かるところも大好き。
この映画を完璧に噛みしめる力の無いわしを許してくれ。
あと字幕の質が時代の影響もありヤバすぎるので英語聞き取れないと理解できねえよもう。
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