MiYA

座頭市喧嘩旅のMiYAのレビュー・感想・評価

座頭市喧嘩旅(1963年製作の映画)
3.6
シリーズ第5作。座頭市が若い娘(藤村志保が初々しい)を守って旅をするという設定が新鮮。

無垢な少女の命を守る荒くれ者。このお馴染みの設定のルーツが何かはわかりせんが、これは「レオン」ですね。これだけで胸が熱くなる設定。

あえなく拐われてしまったお美津を助け出そうとする市。宿場町で立ち回りをするシーンは「用心棒」を彷彿とする迫力だし、彼女に同情して逃がそうとする敵方の女(藤原礼子)がいたりと、見所に富んでいます。

最初は市を警戒していた娘が徐々に彼を慕うようになる。2人は両想いになりながら、危険が迫ったことから市は彼女を先に逃して、離れ離れになってしまう。映画はそのまま幕を閉じますが、きっと2人は再会するに違いないという希望を抱かせます。おみっちゃん、また出てきてくれないかな。

とりあえず、今まで見てきたシリーズ作品のなかではベストと言える作品かと思います。

BS12にて。
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