Jimmy

ムンクブローの伯爵のJimmyのレビュー・感想・評価

ムンクブローの伯爵(1934年製作の映画)
3.6
イングマール・ベルイマン監督作品以外のスウェーデン映画は、あまり観る機会が無い。
この映画は、イングリッド・バーグマンが映画に初めて出演した作品なので、DVD化までされていて観ることが出来た。

作品としては、全体的にコメディタッチではあるものの、さほど笑える場面は無い。
やはり、「イングリッド・バーグマンが出演している映画」として観た。
ただ、イングリッド・バーグマンは、冒頭の出演者紹介では6番目なので「チョイ役かなぁ~」と思っていたら、登場シーンは割と多かった。

スウェーデンのある町で、密造酒を飲んでいる男達と警官のやりとり、それと並行して銀行破りの「ダイヤのラッセ」なる泥棒が逃亡中という物語を背景に、泥棒みたいな男が泊まるホテルのメイド(イングリッド・バーグマン)と新しい宿泊人の男の物語など、いろいろなエピソード満載である。

イングリッド・バーグマンの初登場シーンは「ホテルのドアの隙間から新聞受け取る場面」であり、下着姿!!、窓越しのキスシーン、ピアノ弾いて歌うシーン、ホテル宿泊の若い男オーケが銀行破りではないかと疑念を持つ役など、多彩な役柄。
なかなか良かった。

ただ、この映画の登場人物のセリフは、原語になまりがあるのか判らないが、日本語字幕が面白可笑しく表記されているのが不思議であった。
Jimmy

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