うちむら

夕凪の街 桜の国のうちむらのレビュー・感想・評価

夕凪の街 桜の国(2007年製作の映画)
3.9
被爆後の人たちの思いが、静かだけど強く心に届く映画だった。

皆美(麻生久美子)が、「誰かに死んでほしいと願われた自分~」と語ったときにはハッとした。
そんな苦悩もあるんだ、被爆者の苦悩には数限りがないのかも。そして、それは終わらない、2世、3世と続いていくということに、今更ながら考えさせられた。

麻生久美子の儚さと優しさが、流れる音楽に合っててとても印象深い。
夕凪の街の夕陽がきれいで、余計に苦悩と悲しみが際立つ気がした。

麻生久美子すごくよかった。
うちむら

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