【佐々部監督の限界】
佐々部清監督作品。
広島への原爆投下を経験した昭和30年代の家族の暮らし、およびその後関東に居を移した家族の子供たちの世代の物語。
原爆というテーマ自体は目新しくない…
被爆後の人たちの思いが、静かだけど強く心に届く映画だった。
皆美(麻生久美子)が、「誰かに死んでほしいと願われた自分~」と語ったときにはハッとした。
そんな苦悩もあるんだ、被爆者の苦悩には数限りが…
広島に落ちた原爆ではなく、その放射能の恐怖にさらされる皆実。
日常生活にもひっそり忍び寄る被爆に怯えながらも、意中の男性に告白される幸せも味わう。
前半はここで終わり、後半桜の国の2部構成で家系と…
一部は結構力が入っていると感じられる悪くない出来。麻生久美子も良かったし。
しかし二部は正直テレビドラマレベル。まぁ―色々事情があったのだろう。
しかし、出来うんぬんは抜きにして全く悲しい話・・・…
人生を重ねるにつれ、その人の本当に辛い記憶は、語られなかったりする事を知る。語られなくても、戦争や原爆を生き延びてくださった人から、わたしの知らない時代に負った傷を、わたしはほんの少しだけど うかが…
>>続きを読む戦争を風化させないために作られる映画は、ドキュメンタリーが多く、そこになかなか入り込めない人も多いと思うが、この映画は、ストーリー性があり、見ているうちに自然に引き込まれ、現在でも身近な人の心の中…
>>続きを読むあっくんさんにオススメして頂き観賞しましたが、原爆の後遺症や差別等、被爆者達のその後を過去と現在のパートに分けて描いた人間ドラマが素晴らしく、原爆の悲惨さや悲しさが痛い程に伝わってきますし、自分だけ…
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