夕凪の街 桜の国の作品情報・感想・評価

「夕凪の街 桜の国」に投稿された感想・評価

あを井

あを井の感想・評価

2.4
ダイヤモンドを歌ってるシーンがとてもよかった
父親役が堺正章なのがしみじみよい
R

Rの感想・評価

4.5
広島の被爆者とその末裔たちに影を落とす戦争の傷跡を女性3代にわたって描いた感動的な作品だった。映画を観て、こんなに泣けたのは、久しぶり。

「昭和33年 夏」のテロップから始まり、戦後女性を麻生久美子が好演。この昭和33年の頃の映像は『ややセピアがかったカラー』とし、オート三輪・七輪・井戸のポンプ・ちゃぶ台・物干しざお・道端のゴミ箱・はたきなどの小物も時代を反映した映像作りの意気込みが感じられた。
そして、麻生久美子が更に思い出す場面は『更に白黒に近いカラー色』、現代で田中麗奈の映像は『鮮明なカラー色』と、映像カラーの使い分けが上手い作品である。

時折、挿入される原爆の絵が迫力あり。

麻生久美子が「13年前、ウチは5人家族だったんです」から始まる告白場面、「うちはこの世におってええんかね」に対して、男は「生きとってくれて、ありがとう」のセリフは胸を打つ。感動的である。
麻生久美子の「原爆は落ちたんではなく、落とされたんじゃ」も痛烈。
「夕凪が何度終わっても、この話は終わりません」と、原爆の被害は現代にもつながる想いを伝えるセリフ。
現代の田中麗奈が過去の家族風景を見た直後の呟きも、原爆被害は現在も続いていることを表現している。
田中麗奈が麻生久美子の写真(会社で撮影)を見る場面も、あの何気ない写真一枚が「こんなに重みを持つなんて」と思うと、心に響く。

佐々部清監督の手腕と映像処理も素晴らしいが、歴代の家族を演じた藤村志保→麻生久美子→田中麗奈、そしてその友人役の中越典子、素晴らしい女優陣による連携も見事であった。

傑作である。
[生きとってくれて、ありがとう。]

こうの史代さんの繊細なタッチで紡がれるほのぼのと優しい物語
原爆の爪痕が残る人々の生活
[夕凪の街] 昭和33年の皆実
[桜の国] 平成19年の七海
悲しい記憶は誰も語りたくはないけれど
散っても毎年咲く桜のように
年に一度は散った花のことを思い出したい

[ウチらのこと忘れんといてナ]

泣かんでもええし
恨まんでもええけん
幸せにならんといけんのヨ

…と、思う。
あまりこの手の映画を見ないけど、原爆の悲惨さを訴えながらも、美しく情緒のある映画が観られそうと勝手に期待値を高くしてしまった。

映画は難しい。
過去と現在2つの時代を背景に、原爆症を負った女性とその姪の二人の物語を描く。こうの史代の同名原作漫画を実写映画化。
"あなたが無為に過ごした今日は、昨日死んだ者がどうしても生きたいと願った明日"という言葉を思い浮かべる。
"広島のある 日本のある この世界を愛するすべての人へ"。力道山vsルーテーズと市民球場のオールスター。草鞋と金魚の刺繍の白いハンカチ。"お前の住む世界はそっちじゃない"という声。白い髪留め。広島行深夜高速バス。あだ名"ゴエモン"。広島平和記念資料館。平野家の墓。被爆地蔵。唯一残った家族写真と大空建研社員集合写真。「原爆が落ちたんじゃなくて落とされたんよ」
金魚は原爆に遭う前の時代の象徴。七波が旭を尾行する時の物理的な距離、この隔たりが全てを物語っている。現代人はその距離を埋めることができない。想像が実体験に追いつくことはない。打越との再会で交わされた感情に、七波が共有できる余地はない。
まるこ

まるこの感想・評価

4.1
あまり評価高くないですね。
広島の人間だからかな?
とても好きな作品です。
原爆投下はとても身近。
現代のパートはいらなかったけど(笑)
本当に秀作でした。
麻生久美子さん素晴らしい、涙涙でした。
今年最初の映画はDVD鑑賞です。
原作既読。

正直、原作超えではないと個人的には思いますが、それでも心に残る映画でした。
二部構成の前編「夕凪の街」で麻生久美子さん演じる主人公 皆実(みなみ)の台詞が特に印象的でした。

「13年たったけれど、原爆を落とした人は「やった!また一人殺せた」ってちゃんと思うてくれとる?
てっきり私は死なずにすんだ人かと思っていたのに」
被爆者の三世代のお話。
戦争の悲惨さを描くのではなく
どう生きるって感じでとてもよい映画でした。
麻生久美子の「また一人殺せた?」の台詞は泣きました。
Jugam

Jugamの感想・評価

3.6
「この世界の片隅に」と合わせてみた。最初なかなか入り込めなかったけど結局最後は泣いた。ルーツを辿る旅なのと終盤にかけて分かってくる過去のストーリーがまた。
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