ねび

さよならゲームのねびのレビュー・感想・評価

さよならゲーム(1988年製作の映画)
3.5
最近、連日騒がせているメジャーの大谷選手の記事の下の方にあった筒香選手の記事を見て、思い出して30年ぶりくらいに観ました。

登場してくるAAA選手のたちの過去を勝手に想像して、勝手に切なさを感じました。

この人たち、恐らく高校野球では抜きでて学校ではヒーローだったのでしょう。
でも世界中から腕自慢の集まるメジャーの中に入って行く程の才能も実力も無かった事に気づく。ヒーローだった頃とのギャップ。「こんな筈ではなかった」という思い。
そんな葛藤の中で早い時期に諦めれば一般社会に入って行けたかも知れないが、人生を賭けてしまった為、やり直しの期を逃してしまった。

選手たちの90パーセントはメジャーに入れずに落ちてゆく人生。
AAAのホームラン記録を更新しても「そんなの誰の話題にも上がらない」と言ってたケビンコスナー扮するベテランキャッチャー(クラッシュ)の言葉に哀愁を感じた。
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