ロンドン郊外に暮らす4人家族。
Sweetとはほど遠い、Bitterな現実ばかりだけど、それでもSweetな家族の絆。
妻ウェンディ(アリソン・ステッドマン)は、子供のダンス教室講師や子供服の販売員をしているいつも陽気なキャラ。
夫アンディ(ジム・ブロードベント)は、大きなレストランの厨房を仕切っているが、自分の店を持ちたくて、相談もせずフードトラックに使用していた錆だらけのボロいトレーラー(ジャケ写)を買ってきて家の前に駐車しちゃう。
双子の娘ナタリー(クレア・スキナー)とニコラ(ジェーン・ホロックス)。
しっかり者のボーイッシュなナタリーは配管工の仕事で家計を支えてる。
一方のニコラは自称インテリのメンヘラで引きこもってる。家に彼が来ると変態プレイをさせたり、貪るようにチョコレートバーを食べ吐くを繰り返したり、ヘビースモーカーだったり。
昔からの友人で、ちょっと変わったキャラのオーブリー(ティモシー・スポール)が小さなレストランを開く前日に採用していたウエイトレスが男と海外へ行ってしまい、急遽ウェンディが代役に行くが、オープン日に客が一人も来なかったり。。
ムダになりそうなオンボロのトレーラーを買ってきちゃう夫、いつまでも引きこもりの自分を変えられないニコラ、風変わりな友人...誰に対しても、持ち前のユーモアと寛容さでケラケラ笑いながら寄り添うウェンディを演じたアリソン・ステッドマン(当時マイク・リー監督の奥さん)が素晴らしく、こじらせニコラ役のジェーン・ホロックスも良かった。
ロンドン映画批評家協会賞: British Film of the Year
全米映画批評家協会: Best Film、主演女優賞(アリソン・ステッドマン)、助演女優賞(ジェーン・ホロックス)
※英語版にて