方眼

ガンファイターの最後の方眼のレビュー・感想・評価

ガンファイターの最後(1969年製作の映画)
3.8
1969年”Death of a Gunfighter”。アラン・スミシーがクレジットされている作品を、誰が撮ったか考えながらの100分。答えはリチャード・トッテンとドン・シーゲルだが、純粋に鑑賞だけで名匠シーゲルと気づくのは難しい。途中、西部劇というより低予算刑事ドラマっぽいとか、妙に細かい描写あるなあとかは思いましたけど。IMDBによるとトッテン25日のあとシーゲル9日で仕上げ。おそらく、やたら汗びっしょりの顔アップや、街の秘密、助手の性の目覚め関連はトッテン。階段の上り下りや、一旦外へ出ての狙撃手の確認、バーマスターのレスターとの決戦は、段取り重視のシーゲルだろう。大道具・小道具はちゃんとしてるし、自動車出てくるのも面白い。話の筋は良いんですよ、藤沢周平時代劇風で。
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