方眼さんの映画レビュー・感想・評価

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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.9

2019年”Bombshell”。FOXニュースでのセクハラを題材にした作品。テーマ選定、出演者が良い割に、パタパタして終わる。演出上の技法、こっちに向いて説明や手持ちブレ・ズームアップの撮影もそんな>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.1

2016年”Lion”。動物映画だと思いこんで観始めた。製作オーストラリア、舞台はインドらしいがトラじゃないのか。とか考えてるうちに、サルーの境遇をハラハラして見守ることに。危機管理能力が結構あって、>>続きを読む

奥さまは魔女(2005年製作の映画)

4.0

2005年”Bewitched”。大人気TVドラマの映画版、だけど正攻法リメイクでは無く、いろんなところから文句が出る作りなのは理解できる。「奥さまは魔女」の新しいTVシリーズが作られることになり、そ>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.2

2018年”Hereditary”。不愉快である。少し左から小さく鳴る低音。チャーリーの舌を鳴らす癖。不穏なホームドラマを、Jホラーテイストも加え「エクソシスト」として作る。母アリーの仕事、ミニチュア>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

4.2

2016年。不穏な家族、父の話。「事件」と「事故」は違う。ラストの行動は「事件」、その後は「事故」。生かされて、食べる。母は療養所で水ようかん。葛城家の庭に蜜柑の木があり、実っている。父の暴力の前にす>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.3

2022年。「バットマン」のように始まり「ミスター・ガラス」のように終わるスーパーヒーロー誕生譚。唯一無二のさかなクン伝記。小学生時代「これ、家族のやつじゃん」と海水浴につき合わされる二人、それぞれ後>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

2022年”Bullet Train”。アヴちゃんが歌う”Stayin' Alive "でブラピが歩く足元。東京から乗り込む”笑ってはいけない弾丸列車”。怪しい登場人物たち。品川でも横浜でも降りられな>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.3

2022年”Nope”。ジャンル・シフト映画というより、ジャンル謎解き映画。前半、何が起こっているかゆっくり描き、あえての鈍重さも。これはいったい何の話なんだと思いつつ、じわじわ判ってくる後半。ストー>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.3

2017年”Get Out”。TSA(米運輸保安局)はそんなにスゴイのか調べてしまった。ホントによくできたスリラー。伝統的なプロットに、視点の逆転。核となる技術の描写は雑だが、薄っぺらい人権派の化けの>>続きを読む

ブラック・ライダー(1971年製作の映画)

4.0

1972年”Buck and the Preacher”。南北戦争後、開放されたはずの黒人たちを農場に戻そうとする白人軍団と、逃し屋バックの戦い。原題からもわかる通り、マカロニを意識した対決の西部劇。>>続きを読む

燃える平原児(1960年製作の映画)

4.1

1960年”Flaming Star”。真田昌幸の子、長男信之と次男幸村が東軍と西軍に別れて戦う話、ではない。スター映画として始まり、歌と踊りがあるが、数分でそんなことも忘れて見入るテンポの良さ。キャ>>続きを読む

折れた槍(1954年製作の映画)

4.0

1954年”Broken Lance”。土地開拓、水の引き込みから牧場を立ち上げたデヴロー家のワンマン親父マットと先妻の子3人と後妻の子1人。とにかくデヴロー家の屋敷内がでかくてセットと照明が重厚、室>>続きを読む

草原の野獣(1958年製作の映画)

4.0

1958年”Gunman's Walk”。ワイオミングの牧場主ハケット家の父リー、長男エド、次男ダーヴェイの物語。父リーは牧場を作り上げた地元の実力者で、暴力的で粗野だがいろいろ便宜をはかってくれる面>>続きを読む

大いなる勇者(1972年製作の映画)

4.3

1972年”Jeremiah Johnson”。19世紀実在の山男ジョンソンをモデルにしたこの「行きて帰りし物語」は、タカ派ジョン・ミリアスの脚本を、監督とレッドフォードがいい具合にリベラル化して味わ>>続きを読む

リオ・ロボ(1970年製作の映画)

4.0

1970年”Rio Lobo”。定番のホークス西部劇を戦術で挟む構成。南北戦争期、北軍が汽車で運ぶ金塊を南軍が大胆な作戦で奪い取る。追い追われる集団から、キャラクターが絞り込まれていく過程のスマートさ>>続きを読む

シェラマドレの決斗_1(1966年製作の映画)

4.0

1966年”The Appaloosa”。メキシコ国境近くの街、お尻に白黒の斑点があるアパルーサ種の馬と共に帰ってきた男マテオ。さびれた街の教会で男女のイザコザに巻き込まれカッコよく去るも、昔なじみの>>続きを読む

スタンピード(1965年製作の映画)

3.9

1966年”The Rare Breed”。英国夫人マーサは娘ヒラリーと、ヘレフォード種の牛をアメリカに売りに来る。セントルイスでの競売からスタート、角のあるロングホーン種の暴走を止めるカーボーイ・サ>>続きを読む

夕陽に向って走れ(1969年製作の映画)

4.0

1969年”Tell Them Willie Boy Is Here”。20世紀初頭、汽車に乗ってローラのいる居留地に来たウィリー、若き二人のネイテイブインディアン、逢瀬と脱走のアメリカン・ニューシネ>>続きを読む

ガンファイターの最後(1969年製作の映画)

3.8

1969年”Death of a Gunfighter”。アラン・スミシーがクレジットされている作品を、誰が撮ったか考えながらの100分。答えはリチャード・トッテンとドン・シーゲルだが、純粋に鑑賞だけ>>続きを読む

折れた矢(1950年製作の映画)

4.0

1950年”Broken Arrow”。対立をテキパキ撮るのが得意な監督、スタンフォード大法学卒。南北戦争後、ゴールドを探してアリゾナに来たトム、いろいろあってアパッチ族とアメリカ人の間を取り持つ役回>>続きを読む

リオ・グランデの砦(1950年製作の映画)

4.0

1950年”Rio Grande”。ジョン・ウェインはリオ・グランデ川の近くにある騎兵隊砦の中佐ヨーク。息子ジェフは学校退学で入隊、偶然父のいる部隊に配属される。そこにオカンのキャサリーンが息子を除隊>>続きを読む

11人のカウボーイ(1971年製作の映画)

4.0

1971年”The Cowboys”。牧場主ウィルは1000頭を超える牛を遠い町まで運びたい。牛追いとなる働き世代の男たちは、ゴールドラッシュに目がくらみ近隣の河へ行ったきり。仕方ないので学校で学ぶ少>>続きを読む

星のない男(1955年製作の映画)

3.9

1955年”Man Without A Star”。私有地で馬・牛を飼う。共有地に放牧して草を食べさせることはどこまで許容されるのか。入らせないように有刺鉄線を張り巡らせる。領地をめぐるいさかい。「シ>>続きを読む

帰らざる河(1954年製作の映画)

4.0

1954年”River of No Return”。男はマッチョ、女はグラマー、子供は利発。河は急流、イカダは豪快、インディアンは唐突。悪役はヤサ男、酒場はピアノ、歌はギター。銃は大切、食べるのは鹿肉>>続きを読む

ワーロック(1959年製作の映画)

3.9

1959年”Warlock”。うーん、これは顔デカアンソニー・クインとヘンリー・フォンダのラブストーリーなのか。トップクレジットのウィドマークは、公開時45歳だが話の上では若手枠。「七人の侍」と「用心>>続きを読む

牛泥棒(1943年製作の映画)

4.2

1943年”The Ox-Bow Incident”。ミニマライズされた西部劇の良いところが詰まった名作。1885 in NEVADA、女もおらず”呑む打つ”が娯楽の小さな町、保安官不在のタイミングで>>続きを読む

シマロン(1960年製作の映画)

3.8

1960年”Cimarron”。NHK朝ドラ風、西部開拓史劇。主演女優はメリル・ストリープか、田中裕子か、脳内変換。1889年オクラホマの土地争奪競争から始まり、新聞社創立、先住民との関係、子供の誕生>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.9

2022年”Jurassic World: Dominion”。シリーズ6作目でキャラ大集結。ナショジオ風の導入は良い(恐竜がクジラに思えて日本人としては複雑)。第1作の設定を活かし、インジェン社の競>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.2

2022年。今回も原作キャラ重視配役群(羌瘣・清野菜名、羌象・山本千尋、尾平・岡山天音、麃公・豊川悦司、呉慶・小澤征悦)と、俳優がたっている配役群(澤圭・濱津隆之、宮元・高橋努、縛虎申・渋川清彦)とバ>>続きを読む

チャチャ・リアル・スムース(2022年製作の映画)

4.1

2022年”Cha Cha Real Smooth”。大学卒業したての22歳アンドリュー、故郷に帰るも定職なくピザ屋でバイト。母リサ・弟デイビットと3人で、母の彼氏グレッグの家に居候、肩身狭い。弟と同>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

2019年”Booksmart”。80年代ジョン・ヒューズ青春モノのような。下ネタギャグはSNL流れの。LGBTにしてもSDGs意識高い系にしても、その点はもうキャラ確立、そこからの高校生活ラスト。パ>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

2018年”Mid90s”。ジョナ・ヒル才人。「青春群像」のような、ある時期ある場所での少年たちの成長と葛藤。基本、ひとは集団に属するが、一つではなく家族も含めて複数集団に同時に居る。その中の位置は、>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.5

2014年”Nightcrawler”。スクープ狙うフリーTVカメラマンの話。この設定でサスペンスといったら、ある程度話の進行は想定できるが、なにより主人公の造形が独創的。悪魔と契約(そんなシーンはな>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.4

2013年”The Wolf of Wall Street”。この題材なので「ウォール街」もある程度は参照、特に最初の証券会社オフィスのダイナミクス、数カ所の演説、後半の司法取引。ディカプリオはゴード>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.1

2013年”The Great Gatsby”。ディカプリオが満面の笑みで我々を迎えてくれるまでピッタリ30分。ハネた画面と自由な音楽使いのラーマン節だが、テキストの扱いは原作至上主義。翻案で、ニック>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

2004年”The Notebook”。「タイタニック」以降、21世紀になっても連綿と創られるメロドラマ。端正な作りで奇をてらわず、音楽や風景は「愛と哀しみの果て」のマナー。サム・シェパードの父がホイ>>続きを読む

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