フリードキン監督6作品目。これは、地味過ぎて、微妙。一番良かったのは、冒頭のコソボ紛争でこの変は監督らしい。以降は、ナイフに寄る狩りの様な戦いで凄いんだけどパッとしない。ベニチオ·デル·トロは、めちゃくちゃ格好良い。
オレゴン州の山中で連続殺人事件が発生。犯人は、元·特殊部隊のハラム。彼は優秀な功績を収めながらも、過酷な戦闘で心を病み、殺人鬼となった。ハラムを逮捕すべく、彼に戦闘術を教えた男L.T.が駆り出され、決死の追跡の果て、ハラムは逮捕されるが、その後、護送中に逃亡を図るのでした。
ネタバレ↓
ハラムは、コソボ紛争に従軍し、セルビア側の指揮官を殺害するのですが、申し訳ないが、ここがピーク。
ハラムは、このセルビア側の大量虐殺を目のあたりにして、精神を病んでしまった。
L.T.とFBIはなんとか、ハラムを逮捕したが、ハラムの軍歴を理由に彼を軍に引き渡す事になってしまう。 そして、軍に引き渡され移送中に始末されそうになったハラムは、逆に軍人を殺して逃走した。
で、再びL.T.は街中に消えたハラムを追跡します。
ハラムは、L.T.が教え込んだ殺人マシンなので、L.T.は、ハラムの行動が手に取る様に解るし、ハラムは、彼に自分を終わらせて欲しいと思っているので、解りやすい行動をします。街中や橋の上、岩場での戦いはハラハラします。そして、ハラムは、思いの通り殺されます。
やっと、ハラムは、解放された様に見えました。
確かに2人の駆け引きは、凄いんだけど、何しろ地味で…。正直そんなに好みではなかったです。デル·トロが格好良かったから、まあ観て良かったけど…。普通の域を超えないかなぁ。私は楽しめたけど…。
