kazマックスグローバーレッド

アクション・ジャクソン/大都会最前線のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.5
デトロイトで殺人事件を捜査するアクションジャクソン刑事が殺人容疑をかけられ逃走しながら事件を解決するカール・ウェザース主演の80'sアクション映画。監督が『プレデター』の第二班監督だから劇中にちゃっかり『プレデター』のポスターを出している。

カール・ウェザースが『大逆転』のエディ・マーフィーみたいに機転を利かせていきなり神に目覚めたオチャラケ演技をするシーンがあるんだけど、なんとなくスベってる感じ。カール・ウェザースのお調子者演技は『ロッキー』のアポロぐらいがいいあんばいよ。

この映画、80年代アクション映画オタクからすればサブキャストが超豪華なんです。
ざっくり言えばシュワちゃんやブルース・ウィリス映画の取り巻き俳優総出演ってとこで、『プレデター』のデューク、『レッドブル』のヴィクター、『コマンドー』からは飛行機内で「死ぬ」ほど疲れてお眠のアイツ、『トータル・リコール』からはシャロン・ストーン。
『ダイ・ハード』組はベトナムを思い出すぜ! で、ヘリに乗ってたFBIロバート・ダヴィ、チョコバーつまみ食いしたアジア系テロリストのアル・レオン、リムジン運転手のアーガイル、そしてハンスと共に最後まで残ったテロリストのアイツ。他には『リーサル・ウェポン』の精神科女医メアリー・エレン・トレーナー、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビフに『ポルターガイスト』のお父さんなどなど「あの頃見てた映画の馴染の顔」がわんさか登場。

制作は『リーサル・ウェポン』のジョエル・シルバー。彼の当時のライバル??とも言うべきジェリー・ブラッカイマーっぽくビバリーヒルズなノリでデトロイト警察の黒人デカを主人公にしてみたらそりゃ自分とこの『リーサル・ウェポン』に『ビバリーヒルズコップ』を足したご機嫌な作品に仕上がるでしょうよ。主題歌もポインター・シスターズが歌ってるしね。
ホット、ホッター、ホッテスト!