話には聞いていたが、マジでクレイジーだ。
殺人、屍姦、近親相姦、家庭内暴力、援交、レイプ、ヤク中、アナル攻め、イジメ、その他ありとあらゆる、いわゆる"タブー"のフルコース。
おそらく、これらのワードを思いつく限り紙に書き出して、そこからそれらを全部詰め込んだような話を考えていったものと考えられる。知らんけど。
一応、(ほぼ無理矢理に)"謎の男がある家庭にやってきて波乱を起こしあと、家族が団結する"みたいな話にまとめられる...。
ただ、めちゃくちゃやっているように見えながら花火のシーンなどは美しく(撮影の山本英夫の力もあるのだろうが)、そういうとこはちゃんとおさえてくるのは、さすが三池崇史って感じ。