風神

栄光のル・マンの風神のネタバレレビュー・内容・結末

栄光のル・マン(1971年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

NHK BSプレミアム放送分を
録画して鑑賞。

ポルシェvsフェラーリ

1970年のル・マンの実際のレースに
撮影用にエントリーして参加して
作り上げた作品。
セミ・ドキュメンタリーと言うべきか
モキュメンタリーと言うべきか。

最初に監督になった人は
もっとストーリー重視で
作りたかったが
プロデューサーである
スティーブ・マックイーンが
レース中心でやりたかったので
対立して、辞めたらしい。
実際、ストーリーあった方が
映画としては、楽しめたかも。

オープニングの
レース前の街並みや
準備する人達
そして、続々と詰めかける観客の映像。
レース始まるまで
全く流れないエンジン音の演出。
結構好きです。

ル・マン24時間耐久レースは
世界の三大耐久レースの一つ。
知らない人向けの
軽い解説もありましたが
いろいろ知ってた方が楽しめる。
イエローフラッグが振られたから
レインタイヤに交換するなどの
駆け引きが、サラッと描かれていて
みんな理解できてるのか
心配になりました。

ドライバーも2、3人で登録されるけど
主人公、21番のドライバーも兼任なの?
なんで、あそこで突然出たのか
かなり意味不明だった。
ルールも自分の知ってるのとは
時代的に違うのかもですけど。

レースは高速故に
一瞬の判断ミスで大事故になる。
人死にがでてもおかしくない。
そこが物語の中心なんだろうけど
物語はサラーって流れていくので
印象に残らない。

あの時代
夜の暗さが凄い。
ル・マンはサーキットと
一般道の複合コースだが
あの暗さは正直怖い。
300キロ以上で駆け抜ける勇気。
一歩間違えれば自殺行為。

耐久レースは昔から結構好き。
バイクの耐久レースとかも好き。
24時間ぶっ通しで走る盛大な実験場。
8時間とか12時間とか
いろいろありますが
ドラマがあって面白いのに
この映画作品には
それが欠けてて残念。

2022-250
風神

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