「グットウィルハンティング」で彗星のごとく表れた演技派のマッド・ディモンが何故かアクションに挑戦したボーンシリーズの完結作。記憶を失ったCIAの暗殺者ボーンがついに自分の過去にたどり着く。
3作に渡るシリーズもこれで完結。たどり着いた過去には意味があり、その後に逃げる時にボーンが言った台詞も印象的だ。過去は自ら望んだものであり、今や未来もまた自らが望み歩んでいくものなのだ。終わり方としては満足な終わり方だと思う。
アクション映画としても、スリリングな展開がいい。ちょっと嘘っぽい気もするが、そこはボーンの超人能力ゆえと割り切ってみれる。BGMが少ないせいか、何かアクションシーンが妙にリアルに見える点もいい。
三作に渡り大ヒットしたボーンシリーズ。続きモノとして綺麗にまとまっていると思う。