勝沼悠

ボーン・アルティメイタムの勝沼悠のレビュー・感想・評価

ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)
4.5
「グットウィルハンティング」で彗星のごとく表れた演技派のマッド・ディモンが何故かアクションに挑戦したボーンシリーズの完結作。記憶を失ったCIAの暗殺者ボーンがついに自分の過去にたどり着く。

 3作に渡るシリーズもこれで完結。たどり着いた過去には意味があり、その後に逃げる時にボーンが言った台詞も印象的だ。過去は自ら望んだものであり、今や未来もまた自らが望み歩んでいくものなのだ。終わり方としては満足な終わり方だと思う。
 アクション映画としても、スリリングな展開がいい。ちょっと嘘っぽい気もするが、そこはボーンの超人能力ゆえと割り切ってみれる。BGMが少ないせいか、何かアクションシーンが妙にリアルに見える点もいい。

 三作に渡り大ヒットしたボーンシリーズ。続きモノとして綺麗にまとまっていると思う。
勝沼悠

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