人生のバイブル
映画というよりも思想が詰め合わさった様なもの。タイラーのセリフが痺れる。
ファイトクラブ=セラピー=相互に承認する空間。
自分は音楽が好きだけど、時にはぶつかり合って一体感を得るライブハウスはファイトクラブと同じ様なものを感じる。
他者との関わりも薄く、買い物でしか心を満たせなかったエドワードノートンが、自分を見てくれる相手を見つけるまでの物語だとも思ってる。
ピクシーズが流れるエンドロールはもちろん、タバコの捨て方等の一つ一つの動作まで、全ての瞬間が好き。
國分功一郎著の暇と退屈の倫理学で本作の考察がされており、それも内容が素晴らしいです。