えんびふらい

ファイト・クラブのえんびふらいのレビュー・感想・評価

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
4.8
2回目の鑑賞。
映画として完璧だとは思わない。消費社会へのアンチテーゼや精神的な充足感なんて正直どうでもいいし、所謂どんでん返しも面白いけど少し無理があるのでは、とまで当初は感じた。

それでもこの映画のことはむしろ大好きなくらいで、オープニングから相変わらず脳汁が止まらなかった。
なによりマーラという大多数の人が持っている自分の弱みと向き合い、タイラーという理想像に打ち勝つあのラスト、とてつもなく好きになった。あれはある種の人間讃歌のように感じた。
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